子どもが同世代というだけで、生まれ育った環境も年齢も違うママ友。これまでも価値観の違いを感じる人もいましたが、フリマに一緒に参加したBさんはかつてないタイプでした…。
ママ友3人でフリマに出店!

私とママ友のAさんが一緒にフリマに参加して4年目のこと。「自分はいらないものでも、誰かにとっては必要っていうのが嬉しいよね」という私たちの話を聞いて、最近公園でよく会うようになったママ友のBさんも参加したいと言ってきました。
知り合ってまだ日が浅いBさんの参加には、正直なところ不安がありました。とはいえ、Bさんは「いらないものがたくさんある」とすでに乗り気。私とAさんは「参加費は折半」「自分の商品は自分で値段交渉と管理をする」「子どもは夫に預けてくる」を条件に参加を承諾しました。
数日後、Bさん宅へ出向き、売れそうな物の選び方や値段付け、POPの書き方などをレクチャー。一区画を3等分するので、1人当たりが使えるスペースの広さも確認しました。
約束と違う…子連れで大量の持ち込み

迎えた当日。私とAさんが先に会場に到着して商品を並べていると、遅れてBさんが大量の商品を山積みにしたキャリーワゴンを引いて登場。驚く私たちをよそに「せっかくだからいらないものをぜんぶ持ってきた」と嬉しそうにしています。
しかも、傍らにはBさんの2歳と5歳の子どもの姿が。「夫が仕事になっちゃったからしかたないよねぇ」と言うBさんに、「子どもがいると接客が難しいから、子どもを預けられる人じゃないと参加しても意味ないよ」とあれだけ話していたのに…と私とAさんはモヤモヤ。約束が守れないならせめて連れてくる前に一言あってもいいのでは?と思いつつも、自分たちの伝え方もマズかったのかもしれないと思い、一旦は飲みこむことにしました。
こんなのフリマで売れない!目を疑った商品の数々…

Bさんが商品として並べ始めたのは、毛玉だらけの子供服や黄ばみだらけのスタイ、噛み跡がしっかり付いた知育玩具。さらにはブランド品のバックや某アイドルのグッズもあり、それぞれ3万円と1万円の値段を付けていました。
事前に私とAさんはBさんの不要品を確認して、「たとえフリマでも、使い古して汚れのあるものは売れない」「ブランド品は買い取りに出したほうがいい」と伝えていました。あの時間は一体何だったのか…。
呆気にとられている私たちにBさんは悪びれる様子もなく、自分のスペースが商品で埋まると、「ここ空いているね!」と私やAさんのスペースに自分の商品を置き始めました。
しかし、開場からまもなくして私とAさんの商品は順調に売れていくものの、自分の商品は一向に売れない状況にBさんは明らかにイライラしていました。そのうち、子どもがじっとしていられないという理由で離席が増え、他のお店を覗いたり、キッチンカーで食事をしたりと、ほぼ戻らなくなりました。
参加費踏み倒し!最後までびっくりの元ママ友
終始Bさんに振り回されて、私とAさんはグッタリ。やっと閉場時間になって片付けを始めると、Bさんは「いらないものでも売れるって言っていたのに全然売れなかった」と、まるで私たちのせいといわんばかりに不満を訴えてきます。
そして…
Bさんは、「子どもたちがあれこれ欲しがって赤字!だから私は参加費払わなくていいよね!」と言い残して去っていきました。
後日、Bさんは幼稚園で親しくなった人に、私たちのことを愚痴っていたようです。フリマ以降、Bさんとどうやって付き合っていこうと悩んでいましたが、どうやらBさんのほうから縁を切ってくれそうと一安心。Bさんの参加費の立て替え分は勉強代だと思って、以後は安請け合いしないよう気を付けています。
(ファンファン福岡公式ライター/tsukimi)



