妊娠34週、不安な私を追い詰めた助産師の“心ない一言”!数年経っても忘れられない出来事

妊娠の喜びは束の間、つわり、貧血、お腹の張りなど、妊婦生活には悩みやトラブルがつきもの。精神的にも不安定になることも多いですよね。私は2度の妊娠・出産の経験がありますが、2回とも妊娠後期に切迫早産となり、安静入院を経験しました。多くの医師、助産師さんたちに助けられ、今の健康な子供たちと自分がいます。しかし、その安静入院中、数年経った今でも許すことのできない、とある出来事があったのです。

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順調だった妊婦生活も、急遽安静入院へ

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第一子を妊娠したとき、初めての妊娠に心から喜び、出産・育児の準備を楽しんでいました。幸いつわりも軽く、妊娠前と大きく変化なく生活することができていたのです。そんな私が、妊娠28週の妊婦健診でなんと切迫早産だと診断。急慮、安静入院となったのでした。

ベッドから動けない毎日、ストレスが限界

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「私のマタニティライフが…」とショックも大きかったものの、赤ちゃんを元気に産むためならば仕方ない!と覚悟を決め入院した私。しかし、毎日ベッド上での生活は、想像以上に辛いものでした。どんどん筋力が落ち、ベッドサイドを少し動くだけで疲れてしまう。同室の方々への配慮も必要です。

また、毎日いろんな助産師さんたちが交代でベッドへ様子を見に来ます。体調を聞き、お腹の張りをモニタリングし、不安な思いも聞いてくれました。心からありがたいと感じていましたが、プライベートな時間がとれる間もなく、「早く家に帰りたい!!」と何度も願っていました。

もしかして破水?不安を伝えたら助産師から衝撃のひと言

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妊娠34週が過ぎたころ、トイレに行ったとき「あれ?」と、なんとなく水っぽいおりものが出たように感じました。「もしかして破水…?」一気に不安に襲われ、背筋が凍るような感覚になりました。
「まだ34週なのに破水していたらどうしよう…」不安に押しつぶされそうになりながらも、すぐにナースコールを押し助産師さんへ伝えました。その助産師さんは優しく話を聞いてくださり、内診室へ案内してくれました。

すると、ナースステーションから「搬送だよ搬送!(小児科の)ベッド空いてないでしょ!」と大声で叫ぶ助産師さんがいたのです。

まだ医師が診察していないのに。まだ破水確定じゃないのに、このまま早産と決めつけて搬送…?そもそも、診断は医師がするもので、看護師や助産師が行うことはできません。私と直接話したわけでも、身体を診たわけでもない助産師さんが、何を勝手に言っているんだろう!?周囲に聞こえるような大声で、母子ともに危険であるかのように決めつけたように叫ばれたことで、怒りが沸々とこみ上げてきました。

幸い、医師がすぐに内診してくれて、破水はなく問題ありませんでした。精神的な不安から、とても神経質になってしまっていたようです。心から安堵したとともに、病棟中に響きわたる大声で、勝手な判断を叫んだ助産師さんへの怒りに震え、悔しく、涙がとまらなくなってしまったのでした。

師長と主任からの謝罪、そして無事の帰宅と出産

怒りに震えた私は、翌日すぐに病棟の主任補佐さんへ昨日の出来事を伝えました。優しい傾聴と、その助産師さんの非を認め謝罪をしてくれました。私は直接の謝罪要求ではなく、自分の病室担当になることを避けてほしいとお願いしました。

患者と医療従事者がお互いを選べないことは、重々理解しています。しかし、大事なお腹の赤ちゃんまでも邪険に扱われたような気持ちになり、到底許すことができなかったのです。

その後はその助産師さんとは距離をおくことができ、病棟の師長さんまでもが私に謝罪に来て、本人への厳重注意もしてくれました。心なしか、廊下から彼女の大声が聴こえることも少なくなりました。

無事に正期産の37週を迎え、一度退院し帰宅。その後陣痛を経て出産となり、わが子は健康に生まれ育ってくれました。今思えば、妊娠中はちょっとしたことに傷つき、精神的に不安定でした。しかし、デリケートな時期だからこそ、相手を思いやる気持ちを忘れず関わることが大切なのだと思います。

人生に幾度とない、貴重な妊娠・出産という経験。愛するわが子のために、すべてのママが心穏やかに過ごせますように。

(ファンファン福岡公式ライター/うにぺこ)

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