とらの父ちゃんときょうだいどこ行った「サ日記」

 こんにちは。このひどい暑さが10月まで続くと気象予報士が言ってた。たまらんにゃあ。

 ガンガン晴れてると思ったら突然激しい大雨が降ったり、飼い主は「完全に亜熱帯になっとる。昔行ったタイの天気とおんなじだ」と言ってる。大変な時代だ。

 きょうも庭猫のとらが大雨を避けて軒下で雨宿りしてた。

 左側がとらだ。2年前は兄弟と一緒にやって来て家の中をのぞき込んでた。

 梅棚に上がっていたこいつは当時「ヌー」と飼い主から呼ばれていた。

 で、とらの当時の呼び名は「バー」だ。

 ヌーとバーで「ヌートバー―」だ。当時WBCが盛り上がっていたので、安易にそう呼ばれていた兄弟だ。

 さらに言うと、後ろの方にいるこいつらの母親、今はもっぱら「おかあちゃん」と呼ばれるが、当時一瞬だけ「クミコ」と名づけようという話になった。ヌートバーのおかあさんと同じ名前だ。定着しなかった。

 おかあちゃんは、うちに居るチョビのおかあちゃんでもある。なので、とらとチョビは姉弟なのだが、生まれた時期が違うので、チョビは全然弟と思ってなくて、とらがやって来ると、火を噴いて追い返そうとする。とらが遊んで欲しそうに寄って行くとものすごいダッシュで逃げていく。

 ほら、知らん顔している。

 ヌーはとらといつも一緒にやって来て抱っこされるくらいになっていたのに、いつの間にかいなくなった。

 抱っこされるくらいだから、「きれいな猫じゃ」と誰かが家に連れ帰ったんじゃないかと思う。

 とらたちを温かく見守っていたイクニャンの父ちゃんことうしもここ2年見ていない。

 少々のことには動じない大ニャン物だったが、今頃どこでどうしておるのか。以前も2,3年姿をくらましていて悠々と戻ってきたことはあったが。隣町の春日市か那珂川市あたりまで武者修行に行っとるのかもしれん。

 珍しい庭猫一家だったが、今はおかあちゃんととらの二匹になってしまった。

 とらはまだまだ未熟者で色々まかせるわけにはいかんが、とりあえずおれを慕って近くにいるので、これからも指導していくつもりだ。

 みなさんも暑さに負けず精進しておくれ。

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※この記事内容は公開日時点での情報です。

プロフィール

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サニ

福岡市南区在住。サバトラ柄。熟年オス猫。雑種だが、アメショーの血が入っていると思っている。
ふてぶてしさが身上の甘え上手。
推定5歳か6歳の頃、今の飼い主宅に上がり込み飼い猫に。それ以前は不明だが、数百メートル離れた公園にいたとの不確かな情報。おととしの暮れ、孫娘のようなキジ白猫チョビが弟子入り。
世の中の動きに敏感なものの、とくに行動はしない。

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