子どもがいらっしゃる方なら、一度は経験したことのある水遊び。出かけ先で水着や着替えの服がないのに、噴水や水があるところを通りかかって「水あそびしたーい!」と言われたことはありませんか?今回は私たち家族が主人の地元へ日帰りで帰省した時に、通りかかった海で起きたちょっと笑えるエピソードを紹介したいと思います。
はじめての海で大はしゃぎする子どもたち

私は生まれも育ちも大阪で少し自然とは程遠いところなのですが、主人の地元は海も山もある自然にあふれた場所。その県は、なんと車で走れる砂浜があるところなのです。義実家へ向かう道中で海沿いを走る道路があり、車からきれいな海を眺めていました。
すると6歳の娘と4歳の息子から「海きれいだね、近くで見てみたい!」と要望が。それを聞いた海が大好きな私は、主人に「家に行く前に、少しだけ海に寄ろう!子どもたちも近くで見れる良い機会だし!」と提案しました。主人は快く了承してくれ、義実家から海へと目的地を変更しました。
足だけなら… としぶしぶ承諾した私たち

車を少し走らせ、あっという間に海に到着。先ほどもお伝えしたように、そこの砂浜は車を止めることができるので、砂浜へ車を置き、「みんな~ 海だよ~!」と子どもたちへ伝え、皆でワクワクしながら砂浜へと降りました。
車から降り、ほぼ初めての海に感動している子どもたち。
「わーキレイ!ねえパパとママ、うみにはいりたい!」と子どもたちからキュルンとしたような表情でお願いされました。私とパパは「ん~ でも着替えないからなあ…」とどうしようか困っていると、
「絶対濡れないようにするから!お願い!」と言われ、
「じゃあ足だけなら…」としぶしぶ了承しました。
靴と靴下・ズボンを脱がせ、「あそんできていいよ~」と伝えた瞬間、海へと駆け足で向かっていった子どもたち。それはもうとても嬉しそうにはしゃいでいました。
「替えの服ないからね!こけちゃダメだよ」と言った瞬間に!?

あまりに嬉しそうにはしゃぐので、ここで私とパパは嫌な予感がしたのです。着替えがないのに、はしゃぎすぎてびちょびちょになったらどうしよう… と。
ジャブを打っておかなくては!と思い、はしゃぐ子どもたちに
「楽しそうに遊んでいるけど、着替えの服ないからね!濡らしたらあかんよ!」と注意。子どもたちも
「わかっているよ~!」と元気に返答した瞬間、ダチョウ俱楽部か!というくらいキレイなタイミングでバッシャーンと海に転げたのです…。
言った瞬間に、海へとダイブするようなこけ方をした子どもたちを見て私とパパは大爆笑!パンツも上の服もびちょびちょで、「やってしまった… 怒られる…」という子どもたちの顔を見て「着替えないのに~!」と怒りたい気持ちはありましたが、それよりもおもしろい気持ちの方が勝ってしまいました。
車内にかろうじてあった、卒業したオムツに履き替え、上の服は脱いで完全にオムツ一丁になった子どもを見て「まあ、これはこれで良い思い出になったな」と思いながら義実家へと向かったのでした。
(ファンファン福岡公式ライター/谷野さおり)


