【初めての夏休み】信じていた“計画性”は幻だった!?夏休み最後の親子ドタバタ劇 

小学生になって初めて迎えた夏休み。「ちゃんと計画してやるから大丈夫!」というわが子の言葉を信じていたのに。8月も終わりに差し掛かった頃、私はある“異変”に気がつきます。あの自信はどこへ…?どの家庭でもきっと経験がある、夏休みあるある。ついに、わが家でも起こりました。

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「計画的にやってるよ」と言っていたわが子

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「ちゃんと計画的にやってるよ」 

そう言いながら、笑顔で宿題リストを見せてきたのは、夏休みが始まってまもない7月末のこと。小学校に入学して初めての夏休み。わが子なりにスケジュールを立てて宿題を進めている様子に、私は正直ホッとしていました。「1年生ってこんなにしっかりしてるの?」と感動すら覚え、親子で順調な夏を過ごす気満々でした。 
 
それなのに… 8月28日の夜、私はある“真っ白なページ”を見つけてしまいました。 

朝顔観察ゼロ、自由研究ゼロが発覚

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ファイルを開いて愕然としました。自由研究は表紙すらできておらず、ドリルはページが飛び飛び。毎日観察すると言っていた朝顔の記録は、1ページ目以外すべて空白だったのです!

「これ、やってないよね!?」
「今やろうと思ってたの!」

返ってきたのは、聞き飽きた「やろうと思ってた」のオンパレード。冷静に言いたいのに声は自然と大きくなります。わが子は目をそらしながらも、「やってたってば!」と強気な態度を崩しません。 

「今やろうと思ってた!」の大連発に怒り心頭

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こうして始まった、夏休み最後の宿題バトル。朝食中にドリル、夜には朝顔の観察記録を絞り出すように書かせる。親子ともにイライラが募り、口調は荒くなる一方。

「どうして毎日やらなかったの!」
「ママが見てくれてたらよかったじゃん!」

怒りや焦りが頭の中をぐるぐる回りながらも、終わらせないといけない現実が迫ります。 

最大の難関は、日付が変わるまで親子で取り組んだ自由研究の工作。廃材を使い、車を作りたいというわが子…。材料をそろえるところから始まり、図鑑やネットで調べながら、失敗してはやり直しを繰り返し、ようやく完成。

「なんとか間に合ったね…」と笑顔で言ったわが子は、ちょっとだけ誇らしげ。そんな表情を見ていたら、怒りの感情は少しずつやわらぎ、「来年こそは…」という反省だけが残りました。 

来年こそは… と誓った朝

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9月1日。宿題でパンパンに詰まったランドセルを背負い、わが子は元気に登校していきました。玄関のドアが「カチャン」と閉まり、静寂が戻ったリビングで、私は重かった肩の荷が下りたように、深いため息をひとつ。 

この夏、初めて味わった夏休みあるある。想像以上に慌ただしく、心も揺さぶられ、「これが夏休みの親の試練なのか…」と痛感。達成感よりも疲労感が勝ったけれど、だからこそ、来年は“7月中に終わらせる”と強く心に誓いました。

(ファンファン福岡公式ライター/momo)

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※この記事内容は公開日時点での情報です。

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