「植物のある、ちょっといい毎日」を始めてみませんか。福岡市地下鉄沿線で見つけた、花や緑に親しむスポットを紹介します。梅雨の合間に植物の癒やしパワーを体感できる生花店「nonoka colore」に出かけました。

nonoka colore【七隈線 天神南駅 徒歩約1分】
はかない美しさを精いっぱいめでる

お店は人通りの多い国体道路沿いに位置。一歩足を踏み入れれば、清らかな森のような空気感に包まれます。四方を花々に囲まれ、何度も深呼吸したくなる空間です。

「お店に入ったときからワクワクしてほしい」というオーナー・石橋真由美さんの思いのもと、魅力的なディスプレーが目を引きます。

オープンは2022年。石橋さん夫婦が唐人町の本店「flower shop nonoka(フラワーショップ ノノカ)」とともに手がける2号店です。数十種類の生花を中心に鉢物、ドライフラワー、造花、観葉植物などが並びます。店名の「nonoka(ノノカ)」は「野の花」。「colore(コローレ)」はイタリア語で「彩り」を意味しているそうです。

石橋さんに夏に向けてのおすすめの花、切り花を長く楽しむ方法を聞きました。
季節のおすすめの花
【アジサイ】形も色も多彩


雨に似合うアジサイ。たっぷりの水につけて。斜めにカットした茎から中の白い綿をかき出すと水をよく吸い、持ちが良くなる。
元気がなくなってきたら、茎をカットして同じように白い綿をかき出し、たっぷりの水につけて。長くて約1カ月楽しめる。

【シャクヤク】上品に香る

花びらが多くかれんで、ほのかに香る。色は白から赤っぽいものまで豊富。福岡に生産者が多いのも特長!
つぼみに蜜がついていたら、ぬるま湯で優しく洗い流すと花が開きやすくなる。
【ヒマワリ】心晴れる黄色


黄色やオレンジをはじめ、バイカラーの花弁、中心部分が黒い品種も。好みを探すのも楽しい。
水は少なめがよく、こまめな水替えを。見頃は約1週間。グリーンを添えて飾るとより引き立つ。
切り花を長く楽しむ方法
★持ち帰ったら茎を切ってすぐ水につける。毛穴が開いたお風呂上りにすぐ化粧水をつける感覚で、早いほど吸収がよい
★茎は斜めに切ると吸水面積が広がる。少しでもたくさんの水を吸わせてあげる
★きれいな水を吸わせるため、水をこまめに替えて。花が“飲む水”と考えてみて
★2、3日に1回、茎先を切ってすぐ水につける作業を繰り返す
※ドライフラワーにしたいときは、ある程度新鮮なうちに逆さまにつるす。元気がなくなってからつるすと枯れたまま、かたまってしまう

「『よく頑張ってくれたね。かわいかったね』と花が枯れる最後まで楽しんでいただけたら」と石橋さん。1輪からでも暮らしに花を取り入れ、少しでも長く楽しんでほしいという石橋さんのすてきな思いが散りばめられています。

nonoka colore(ノノカ コローレ)
住所 福岡市中央区渡辺通5-26-5
電話 092-707-3772
営業 11:00~20:00(日曜~18:00)※不定期で営業時間延長あり
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