【残念すぎる旦那】ジム通いとプロテイン課金で、家庭を犠牲にする筋トレパパ

 数年前のことです。個人的な話ですが、産後太りに歯止めがきかず、ついにジム通いをスタートしました。 未就学児がいるので、日中は通えません。そこで、週に2回、子どもの寝かしつけを旦那にまかせて、20時〜23時までトレーニングルームで筋トレに励み、プールで泳いでリフレッシュしています。そこである疑問を抱いた私は、友人に話を聞くことにしますが…。

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深夜もトレーニングジムは大盛況!

 夜遅い時間でも、トレーニングルームは、大勢の男性が鍛えていました。 上腕二頭筋を隆々とさせ、バーベルを持ち上げる人。大胸筋のピクつきや、鎧のようなシックスパック(腹筋)を、大きな鏡にうつして、ウットリとしている人。誰もが自分の筋肉に夢中です。

 そこで、ふと思いました。彼らのように頻繁にジム通いをしている男性の家族は、どう思っているのだろうと。
 「旦那がジム通いにハマって迷惑をしている」と公言する友人に、話を聞きました。

出典:写真AC

 きっかけは、友人が旦那にかけた、こんな一言でした。
 「太ったんじゃない?横から見たら、お腹がぽっこり出てるよ。出産もしていないのに、お腹が出ちゃって情けない〜!(笑)」

 冗談めかした言葉が、旦那にグサッと突き刺さったのでしょう。なんと翌日、旦那はジムの入会案内を持って帰り、なんの相談もなくジムに入会したのでした。

ジム通いで夫に変化が…

 それまでの友人旦那は、どちらかというと育児に協力的なイクメンでした。平日は、なるべく残業をせずに真っ直ぐ帰宅し、子供のお風呂や食事の介助、寝る前の絵本読み、そして寝かしつけまで、手分けしてくれていました。

 ところが、ジムに入会すると週に2回、会社から直接ジムに行ってしまい、帰宅するのは23時すぎ。子供が寝ている時間に帰ってくるので、ジムの日は、すべての育児と家事が友人の負担になってしまいました。
 「これまで当たり前のように育児を分担していたから、子どもが起きてから寝るまで、一人でずっと育児をすることが、こんなに大変とは想像もしていなかった… あの時、なんで太ったとからかってしまったんだろう。ぽっこりしたお腹は、くまのプーさんみたいでかわいかったのに…」

 友人は、旦那がジム通いにハマるきっかけを作ってしまったことを後悔していました。

出典:写真AC

 最初は、週2回だったジム通いが、いつの間にか、週3回、4回と増えていき、ついに友人は
 「ジム通いは、いい加減にして!」と怒りました。

 ジムに通えないのなら… と、旦那は自宅でも鍛えられるトレーニンググッズを買いはじめました。 ストレッチ用のヨガマットや、腹筋を割るための腹筋ローラー、胸筋を鍛えるプッシュアップバー…。  40kgもの重さがあるダンベルを購入しようとした時には、
 「子どもが不用意に持ち上げて、足に落としたら大事故になる! 絶対にやめて!!」と購入を踏みとどまらせました。

そのプロテイン、いくら?!

  さらに、友人の知らぬうちに、段ボール一杯のプロテインやサプリメントが届くようになっていました。 海外製の大袋に入ったプロテインを見ながら
 「これって高いんじゃないの? いくら?」と尋ねても、旦那は
 「そんなに高いものじゃないよ。プロテインで良性のタンパク質を補給すれば、効率的にマッチョになれるんだよ」とごまかします。

 そもそも、友人は
 「マッチョになって欲しい」だなんて一言も頼んでいないのです。 不信感が募り、家族で共有のパソコンから、Amazonの購入履歴をチェックすると、プロテインとサプリメントだけで、月々2万円以上費やしていました。

 「秋刀魚が一匹200円以上とお値段が高くて、買うのもためらってしまうのに、旦那しか飲まないプロテインに2万円以上だよ! あぁ! 秋刀魚が何匹買えるかと思ったら、腹が立って腹が立って!!」

 頻繁なジム通いと、プロテイン課金。これだけやれば、2、3カ月でお腹は引っ込み、腹筋も割れはじめます。心なしか、腕や胸筋も太くなったようです。
 「最近、旦那さん痩せたし、筋肉がついてきたんじゃない? 格好良くなって良かったじゃない」と友人に声をかけると、友人は本当につまらなそうにぼやきました。

 「あのマッチョを維持するために、どれだけ家族や生活が犠牲になっているか!! 正直、筋肉がついても重いものを運んだり、子どもを抱っこする時間もないから、家族にとっては、なんの役にもたたない! あんなの自己満足の筋肉だよ! 毎日、洗面所の姿見に、自分の体をうつして『もう少しで6つに腹筋が割れるな』とか独り言を言ってるの。怖くない? 正直、旦那がマッチョだろうが、マッチョじゃなかろうが、どうでもいい!」

 残念すぎる筋トレ旦那が、これ以上、筋肉増強に走らないよう、ジム通いの回数を減らすのだと、友人は息巻いていました。

(ファンファン福岡一般ライター)

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