「弟ばっかり可愛がってる!」娘に不満をぶつけられた私…母に愚痴ると返ってきた“思いがけない一言”で反省した話

子どもから思いもよらないことを言われた経験はありませんか?私も娘から、突然不満をぶつけられて戸惑った経験があります。どう考えても納得できなかった私でしたが、母にその話をすると、思いがけない一言が返ってきました。

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余裕のない毎日

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娘が年長だった頃のことです。当時の娘は、とにかく自分の意思がはっきりしていました。

朝は「着替えたくない!」、出かける時間になれば「まだ遊ぶ!」、やっと家に帰ったと思えば今度は「ママー遊ぼう!」と大声で呼ばれます。

「ママー! 早くー!」
「はいはい、ちょっと待ってね…!」

ひとつ対応したと思ったら、すぐ次がやってくる。娘に呼ばれるたびに家事の手を止め、あっちへ行ったりこっちへ行ったり。

一方、2歳下の息子は比較的おだやかで、一人で遊んでいることも多い子です。そのため、気づけば育児の大半を彼女の対応に費やしていました。
「また!?」「お姉ちゃんなのに…」
ついそんな言葉が出てしまうほど、息子より圧倒的に娘と関わっていたのです。

娘の驚きの発言

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ところがある日、娘が不満そうな顔で言いました。
「ママは、弟ばっかり可愛がってる!」
「えっ!?」
思わず聞き返してしまいました。

いやいや、待って。むしろ逆じゃない!?朝から晩まで「ママ、ママ」と呼ばれ、そのたびに手を止めているのに…。息子を待たせて娘の相手をすることだって珍しくありません。

「そんなことないよ。ママ、あなたといっぱい一緒にいるじゃん」
そう説明しても、納得しない様子で
「弟ばっかり!」と言います。

そう言われるほど、心の中では「いやいやいや…」という気持ちが膨らんでいきました。

母に愚痴ると

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後日、実家で母にこの話をしました。
「この間、娘に『弟ばっかり可愛がってる』って言われたんだよ」

話しているうちに、だんだんヒートアップ。
「どう考えても逆なんだよ。私の時間もエネルギーも、7割くらい娘に使ってるのに!」

すると、それまで黙って聞いていた母がポツリと言いました。
「でも、その7割の大半が、怒った顔なのかもしれないね」
「あ…」ハッとしました。

頭の中に浮かんだのは、娘と過ごしているときの自分です。
「早くして!」「何回言ったら分かるの?」「もうやめて!」
確かに、出てくる、出てくる⋯。娘をしかりつける私。

同じ「7割」がまったく違って見えた

私は「これだけ娘に時間を使っている」と、関わった“量”ばかり数えていたのです。彼女から見えていた私はどうだったのだろう?という視点がありませんでした。

一方、手のかからない息子には、余裕のあるときには
「寂しくさせてごめんね」と抱きしめたり、笑って話しかけたりしていました。

「…そういうことか」
あれほど納得できなかった「弟ばっかり」という言葉が、母の一言で急に違う意味に聞こえるようになったのです。

もちろん、それから毎日ニコニコできたわけではありません。相変わらず娘に振り回され、「もう!」となる日もあります。

ただ、娘から「ママ!」と呼ばれたとき、以前より少しだけ自分の顔を意識するようになりました。そして、余裕があるときには手を止めて話を聞いたり、笑って抱きしめたりするように。

あの日まで私は、「7割も娘に時間を使っている」と胸を張っていました。でも同じ7割でも、娘から見えていた景色はまったく違ったのでしょう。「弟ばっかり!」という娘の訴えは、今も私の心に残っています。

「こんなに関わっているのに」ではなく、「どんな顔で向き合っていたんだろう」
今でも余裕をなくすたび、母から言われた言葉を思い浮かべるようにしています。

(ファンファン福岡公式ライター/大空 琉菜)

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