「薄味で健康志向」と言う義実家。でも1歳の息子に出されたのはまさかのカップ焼きそばや冷凍食品…。断らない夫にもモヤモヤが募り、繰り返される違和感に限界…。何も言えずにいた私が、ついに我慢をやめて最後に選んだ行動とは。
義実家は“健康志向”のはずだった

義実家の両親は、日ごろから「薄味で健康志向」を大切にしている人たちです。
「お母さんみたいにおいしいご飯を作ってくれる人と結婚しなさい」そんなふうに夫が言われていたと聞いていたので、私は勝手に「きっと丁寧な家庭料理を大事にしているご家庭なんだろうな」と思っていました。
だから、息子を連れて義実家に行くときも、特に食事について不安はありませんでした。
当時、息子はまだ1歳。初めての子どもということもあり、私は食事にはかなり気をつけていました。味付けはなるべく薄く、食べたことのないものは慎重に。正直、今思えば「やりすぎかな」と思うこともありましたが、それでも“まだ小さいからこそ”と思っていた時期でした。もちろん、インスタント食品はまだ一度も食べさせたことがありませんでした。
出てきたのは、まさかのカップ焼きそば

ある日、義実家に遊びに行ったときのことです。
「お昼、食べていきなさい」そう言われ、ありがたくごちそうになることにしました。
「焼きそばだったらあるわよ」義母のその一言を聞いて、私は安心しました。焼きそばなら、具材も調整できるし、大人用の味付けをする前に取り分けて薄味にもできる。そう思って、「ありがとうございます」と台所に手伝いに向かったのですが…そこで見た光景に、思わず固まりました。
義母が広げていたのは、カップ焼きそば。そして、普通にお湯を沸かしているところでした。
「え…これを出すの?」頭の中が一瞬、真っ白になりました。
さらに義母は、「野菜も食べないとね」と言ってキャベツをレンジで温め、それをカップ焼きそばの中へ。そして、「このソース全部だと辛いからね、半分だけ」と言って、付属のソースを半量だけ入れました。
たしかに、“気を遣っている”のは分かります。でも、それ以前に、「1歳の子にカップ焼きそば!?」と、衝撃と戸惑いで、何も言葉が出てきませんでした。
その後も続いた違和感

そのときは、「急だったし仕方ないのかも」と自分に言い聞かせました。でも、それで終わりではありませんでした。お盆やお正月など、事前に約束をして訪れたときでも出てくるのはカップラーメンや、冷凍食品を温めただけのもの。
しかも義両親は、
「濃い味なんて食べられないの」
「うちは薄味で健康的だから」
と、どこか自信ありげに話していました。
正直、その言葉を聞き、違和感がどんどん大きくなっていきました。そして何よりつらかったのは、その場で何も言わずに、息子に食べさせてしまう夫の姿。帰宅後、私は勇気を出して夫に伝えました。
「まだ家で食べさせたことがないものは、やんわり断ってほしい」
そのときは、「わかった」と言ってくれた夫。でも、その後も状況は変わらず、同じことが何度も繰り返されました。
私が変わるしかないと思った
そんなやり取りを重ねる中で、私はあることに気づきました。義両親にとっては、それが“普通”で、夫にとっても、それが“当たり前”。だから、誰も悪気はない。
しかし、子どもに何を食べさせるかは別の話だと思ったんです。この子の体をつくるのは、毎日の食事。そして、それを守れるのは親だけ。そう考えたとき、「遠慮している場合じゃないな」と思いました。
それからは、
「今日は持参したものを食べさせますね」「まだこういうものは控えていて…」と、やわらかく、でもはっきり伝えるようにしました。
最初は少し気まずさもありましたが、不思議と、あれだけ感じていたモヤモヤは、すっと消えていきました。義実家に合わせることよりも、自分が納得できる選択をすること。それが、こんなにも気持ちを軽くしてくれるんだと、初めて知りました。
(ファンファン福岡編集部/Rina.M)





