「なんで無視するの?」あいさつスルーのお向かいさん…モヤモヤを一瞬で吹き飛ばした“お向かいさんの息子”の正直すぎる一言とは

何度もあいさつをしても無視されて、私も時々無視するようになってしまったお向かいさんとの関係。気持ちの奥底では悔しくて、モヤモヤが晴れない日々が続いていました。でも、ある日鉢合わせした時、お向かいさんの子どもが大きな声であいさつを返してくれたことで、予想外の展開に…。

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挨拶を無視されて、私も無視するようになった

写真AC

それは些細なことから始まりました。うちの玄関は、お向かいさんの庭とベランダが見える位置にあります。お向かいさんがベランダで洗濯物を干していたり、お庭で子どもと遊んでいたりする時に、うちが玄関から出ると鉢合わせるのです。

最初は「おはようございます」と大きな声でベランダの方を見上げてあいさつをしていました。返してもらえることもあれば、返ってこないこともありましたが、それでも毎回私から声をかけていたのです。

ところがある時から、そのあいさつが無視されるようになりました。何度も声をかけても返ってこない。そのうち、心のどこかで「なぜ?」という疑問と、無視されることへの悔しさが積もっていきました。

そして気づいた時には、私も同じように無視するようになっていました。ベランダにお向かいさんがいても、わざわざ上を向いてあいさつすることもなくなりました。

「見えているけれど、わざわざ見上げてまであいさつしなくていいや」庭で姿が見える時だけ、仕方なくあいさつするという状態に…。

ピリッとした空気が流れた瞬間

その日は、お向かいさんがお子さんと一緒に庭に出ていました。玄関を出てすぐに、お向かいさんの姿が目に入ります。
「おはようございます」と声をかけると、やはり無視。でもその時、息子が私に向かって言ったのです。

「ママ、なんで無視されるのかな?」

その言葉は、お向かいさんにも聞こえていました。シーンと静まり返り、ピリッとした空気が流れました。お向かいさんの子どもも、なんとも言えない顔をしていました。その場をさっさと離れなければと、急いで息子を車に乗せました。保育園への送迎の時間が迫っていたのです。

子どもたちが挨拶を交わす

写真AC

その後もまた、私が玄関から出ると、お向かいさんが庭で子どもと遊びながら幼稚園バスを待っていました。

私が返事は返ってこないだろうと思いながらも、お向かいさんに向かって「おはようございます」と声をかけると、なんとお子さんの方が「おはよう!」と大きな声で返してくれたのです。

その後すぐに息子も嬉しそうに「おはよう!」と元気よく返しました。私もびっくりしながらも、すぐに「おはよう」と返しました。その瞬間、お向かいさんの子どもが突然、自分の親に向かってこう言ったのです。

「ママ!僕が習い事の先生にあいさつしなかった時、すごく怒ったよね?じゃあ僕もママを怒るよ。いつもあいさつ返してないよ!あいさつは大切なことなんでしょ?」

お向かいさんは、あたふたしながら何かゴニョゴニョとその子に言った後、小さな声で「おはようございます」と言ってきたのです。

お向かいさんの子どもが、自分の親の「矛盾」を指摘したのです。親自身が「あいさつは大切」と子どもに教えているのに、自分はあいさつを返さない。その矛盾を、子どもはちゃんと見ていたのです。

親として、正しい姿勢を見せることの大切さ

その後、お向かいさんのあいさつが積極的に増えたわけではありません。でも、少しだけ変化がありました。

何より気づかされたのは、私自身のこと。「無視されるなら、自分も無視してしまおう」そう思ってしまった自分。でも子どもたちの振る舞いを見ていると、いくら相手に対して悔しい気持ちがあっても、自分が悪い方に成り下がる必要はないんだということに気づかされました。

親として子どもに見せるべきは、意地や感情ではなく、正しい姿勢なんだということ。今、私はお向かいさんに対しても、毎朝「おはようございます」とあいさつしています。返ってくるか来ないかは別として、自分がやるべきことをやる。それが親として子どもに見せるべき姿勢なんだと思うようになりました。

(ファンファン福岡公式ライター/irone)

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