ピリピリムードのテーマパーク待ち列→3歳娘がポシェットから出した「あるもの」で空気が一変!親も驚いた驚きの行動力

娘が3歳のときに初めて連れて行った大型テーマパーク。しかし、お目当てのアトラクションは待ち時間60分の長い列。並んでみるものの、なかなか進まない列にピリピリした雰囲気が漂っていたのですが…。その雰囲気を一変させた娘の行動に驚いたエピソードです。

目次

テーマパークの長い長い行列

写真AC

テーマパークを訪れた日は快晴。憧れのテーマパークに娘ははしゃいでいましたが、お目当てのアトラクションの待ち時間に私たち夫婦は悩んでいました。

「60分も娘は待てるのだろうか?」「今回は別の乗り物でごまかそうか」などと話していたのですが、娘の「待ってでも乗りたい!」という強い意志に押され、長い行列に並ぶことになりました。

娘だけでなく限界の子どもたち

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最初は「ポップコーン食べてよう」「キャラクター探してみようよ」などと言いながらご機嫌をとっていた私たち。しかし30分を過ぎたあたりから「まだ?」「あとどれくらいで乗れるの?!」と娘の限界が伝わってきました。

容赦なく照り付ける日差しに、狭い柵の中で足踏みだけしているような時間。落ち着きがなくなってきた娘を見ると「ほら、やっぱり別の乗り物にしておけばよかったじゃん」と文句を言いたい気持ちもこみ上げてきます。

それでも30分並んであと半分まできたところ。ここで離脱したくない気持もあり、娘には「あとちょっとじゃない?」とごまかしていました。

周りを見ると、同じような家族連れがたくさん。ぐずる下の子を必死になだめるお母さんに、われ関せずのお父さん。列を抜けて走り出してしまう子に、ひたすら「まだぁ!?まだぁ!?」とお母さんに詰め寄る男の子。暑さもあってか列の空気が重く、ピリピリ・イライラとした雰囲気が充満していました。

娘がポシェットから「あるもの」を取り出して

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「がんばろう、あとちょっと」と自分に言い聞かせながら娘に話しかけたとき、娘が自分のポシェットをゴソゴソ探り始めました。何を出すのかと見ていると、娘は家から持ってきたお気に入りの個包装グミを取り出しました。

「食べていい?」と聞かれるのかと思い、「食べるの?」と聞く私。しかし娘は、グミを持ったまますぐ隣の列に並んでいた、泣いて地団太を踏んでいた同い年くらいの男の子に歩み寄ったのです。

そして地べたに座る男の子の前でしゃがみ込み、「がんばろう、あとちょっとだよ」と言ってグミを1つさし出しました。突然の出来事に泣いていた男の子は呆気にとられた顔。しかしすぐににっこりと笑い「ありがとう、おれ、これ好きだよ」と言って、小さい手でグミを受け取りました。

娘の思わぬ行動に、私は慌てて「あげて大丈夫ですか?」とお母さんに確認。「あ、大丈夫です!すみません…!ありがとうねぇ」と言われ、得意げになる娘。一瞬その場だけ空気が和らぎました。

それで気をよくしたのか、娘の行動がさらに加速。その隣にいた子に「はい、あとちょっとがんばろう」と言ったり「グミ食べられる?」と小さい子に聞いたり、若いカップルにもグミを渡す「グミ外交」が始まったのです。

待ち時間とは思えない楽しい時間に

気が付けば私たちの周りの列は「何歳ですか?」「どこから来たんですか?」と会話が生まれていました。そして付近にいた子どもたちは集まって名前を聞き合い、手遊びを教え合ったり、すでに乗ったアトラクションの話をしたりして、待ち時間とは思えないくらい楽しそうな空気に。

残り30分の待ち時間はあっという間。乗り終わったときに別れを惜しむほどに子どもたちは仲良くなっていました。

長い行列を前に、いかに子どもを落ち着かせるかと考えていた私たち。これに対して退屈な行列さえも新しい出会いの場に変えてしまった娘の行動力にはとても驚きました。グミをきっかけに広がった、思いやりや優しさのきっかけ。空になったグミの袋を大切そうに持つ娘を見て、私の方が大切なことを教わった気持ちになりました。

(ファンファン福岡公式ライター/K)

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