第一子妊娠を上司に伝えた私。話の流れで「安定期まで周囲には秘密」と伝えたつもりでしたが、同僚から「聞いたよ!」と声を掛けられ、上司が周囲に言いふらしていることを知ります。怒りがおさまらない私は抗議のメールを送り、謝罪を受けることに…。
初めての妊娠を上司に報告
第一子を妊娠したころ、私はフルタイムで働く会社員でした。いろいろとトラブル続きの妊娠初期だったこともあり、安定期に入るまでは社内には伝えないことに。周囲に勘付かれないよう、多少無理をしてでも、なるべく休まずに風邪ということにして隠していました。
とはいえ、仕事の引継ぎを考えると早めに報告をと思い、少しだけお腹が目立ってきて、安定期まであと1カ月に迫った妊娠4カ月のころ、直属の上司にだけは一報を入れておくことにしました。
暗黙の了解で「周囲には秘密」だと思っていたが…

たまたま2人きりで仕事の打ち合わせをする機会があり、妊娠を伝えると、とても喜んでくれた上司。「体調第一で、なんでも無理せずに相談してね!」ととても優しく反応してくれました。
私は話の流れで「同僚には安定期に入ったら自分で言いたいので、今はまだ誰も知りません」と伝えると、上司も「そうだよね!OK!」と即答。私はこれで誰にも知られることなく安心して安定期を迎えられる…とほっとしていました。
同僚からの「聞いたよ!」に唖然

上司に相談したことで気持ちが軽くなり、体調も少しよくなった気がして、いつも通り勤務する私でしたが、数日後に同僚数人から掛けられた言葉に唖然とします。
「聞いたよ!」
私はギクッとして、一瞬たじろぎましたが、知られてしまったものはどうしようもありません。すぐに上司が言いふらしたことを察した私は、怒りがふつふつと湧いてくるのを感じました。同僚には笑顔でありがとうと伝えたうえで、これ以上広まらないようにかたく口止めをしました。
幸い、私の妊娠を上司から聞いたのはその時点でまだ数人らしく、被害が最小限だったことだけが不幸中の幸いでした。
おさまらない怒りをしたため上司にメール
仕事上の必要に迫られ、さらに、上司を信頼して妊娠を伝えたのにもかかわらず、同僚に言いふらすなんて…。急な体調不良や産育休中の代替要員確保のために早めに伝えたという考えがあるのかと思いきや、その同僚たちは私と仕事上は関係なく、さほど親しいわけでもありません。
私は怒りがおさまらず、今後この会社で働く妊婦さんのためにも物申さなくては!と謎の正義感にも掻き立てられ、上司に抗議のメールを打ちました。
自分がはっきりと「他言無用です」と言うべきだったのかと考えましたが、それを差し引いてもあまりにデリカシーに欠けると思い、上司にこれ以上は誰にも言わないでほしいと伝えました。
あまりに的外れな上司の言い分

しばらくして、上司から直接の謝罪がありました。上司の言い分は「喜ばしいことだから言っても構わないと思った」というもの。私はこんなデリケートな問題を言いふらすわけがないとたかをくくっていたのですが、上司と私の感覚には大きなズレがありました。
幸いにも、上司はそれ以上ほかの人に私の妊娠を伝えることなく、無事安定期を迎えて社内に自分で報告をすることができました。結果的には、上司の行動も「部下の妊娠を純粋に喜んだ末のもの」だったのかもしれません。
とはいえ、この出来事を機に今後この会社で働いているときに再び妊娠することがあれば、必ず自分の意向をはっきりと伝えようと思いました。
(ファンファン福岡公式ライター:tonari_usagi)





