タイ南部・景勝地クラビを旅する〈4〉カヤックと没入型施設でロケ地にもなった「ジュラシックワールド」を体感する

映画「ジュラシック・ワールド」の世界を体感できる話題のアトラクションがバンコクのチャオプラヤー川沿いの大型商業施設「アジアティーク・ザ・リバーフロント・デスティネーション」内にオープンし、人気を集めています。2025年8月に日本でも公開された「ジュラシック・ワールド/復活の大地」は、タイ南部のクラビなどがロケ地だったため現地では恐竜ブームが起きているそうです。

うっそうと茂るマングローブ林など熱帯雨林を縫うようにカヤックが進みます

今回の旅では、映画のロケ地の一つになったタイ南部クラビにある「クローン・ルート」と呼ばれる、熱帯雨林の中にある淡水運河にも足を運びました。この周辺も映画「ジュラシック・ワールド」に登場します。カヤックに乗り込み、マングローブ林の間を縫うように進むエリアもあり、自然に触れながら、わくわくする魅力的なアクティビティーでした。

淡水運河「クローン・ルート」はカヤックを楽しむ人が多いスポット

カヤックのルートの中で最も奥まったところでは、透き通った水中から無数の気泡が出ているスポットがあります。「ここから水が湧き出しているんだ。フォト、フォト!」。ガイド役の男性が説明してくれました。聞けば、周辺では最も水深があるエリアだそうですが、撮影機材が防水仕様ではなかったため、水中の写真は撮れませんでした。

クローン・ルートは、地元の青年たちの遊び場にもなっていました

途中、水に入って遊泳できる場所もあり、地元の子どもたちが飛び込んだり、ひんやりとした水に親しむ外国人観光客の姿もありました。ほとんど手つかずの自然に囲まれたロケーション。ここが映画「ジュラシック・ワールド」の舞台の一つに選ばれたのも分かるような気がしました。

「ジュラシック・ワールド・ザ・エクスペリエンス」内には動く巨大恐竜が!

クラビを後にして、バンコクで訪れた没入型の人気アトラクションは「ジュラシック・ワールド・ザ・エクスペリエンス」。世界的に広く知られる映画シリーズ「ジュラシック・ワールド」のスリルあふれる世界観を実際に歩いて体感できる没入型施設です。映画に登場する恐竜たちが目の前に現れ、さまざまな映像効果や音響演出で、映画の登場人物になったような臨場感を味わえます。

まずはフェリーに乗って恐竜がいる島に向かうという設定。窓に見立てた画面に海の景色が映し出されたり、雨が降りかかったりして実際に船に乗っているような感覚になります。その後、ジュラシック・ワールドの有名な門をくぐると、巨大なブラキオサウルスが出迎えてくれます。階段を上がるとフォトスポットがあり、より恐竜に近いところで撮影することもできます。

バンコクの「アジアティーク」にある「ジュラシック・ワールド・ザ・エクスペリエンス」の外観

通路を進むたび、場面が変わるたびに違った恐竜がぞろぞろと出てきます。恐竜は思っていたより大きく、しなやかに動きます。鳴き声もリアルです。やがて凶暴化する恐竜たちをコントロールできなくなり、観客たちは逃げ惑うことになります。スタッフの皆さんの迫真の演技で誘導され、没入させられました。

今回、主な旅先となったクラビ。美しい海に石灰岩の奇岩が点在し、熱帯雨林もあって人々を魅了します。今回の旅を通じ、「日本でいえばクラビはどこが近いか?」と考えてきました。静岡県の熱海や伊豆、長崎県の角力灘にも近いと感じられ、温泉があるため大分県・別府のようにも思えましたが、最後まで答えは出ませんでした。「唯一無二の旅先」としてタイ・クラビを訪れてみてはいかがでしょうか。

=おわり

クラビ タイの人気ビーチリゾート地、クラビには石灰岩の奇岩とジャングルに囲まれた自然豊かな秘境ビーチがあります。洞窟、滝、温泉、マングローブなどを生かしたアクティビティが豊富で、エメラルドグリーンの海が広がり、船で島々に渡り、シュノーケリングなども楽しめます。高級ホテルからお手頃価格の宿までそろい、予算に合わせて選べます。まだ日本人が少ない〝東南アジアの穴場〟で、バンコクから飛行機で1時間半〜2時間なので、シティ&リゾートの旅も可能です。

行き方 福岡空港からタイへの直行便は、バンコク(スワンナプーム国際空港・ドンムアン国際空港)への路線があり、タイ国際航空、ベトジェット タイランド、タイ・エアアジアの3社が運航しています。バンコクを経由し、クラビだけでなくチェンマイやプーケットなどタイ各地へ乗り継ぎができます。

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