「ええ?今何て!?」塾長からのありえない言葉に母娘が覚醒!悔しさを力に変えた中学受験の記録

中学受験に専念するため、5年も通った英語教室を退塾することになった娘。退塾の挨拶で塾長に言われた心無い一言に、傷ついた私たち母娘がとった行動とは?

目次

楽しく通った英語教室

写真AC

娘は幼稚園の頃から約5年、英語教室に通っていました。大好きな先生や仲のいいお友達もでき、上級生からも可愛がってもらい、教室から帰るといつも楽しそうにその日の出来事を話してくれました。負けず嫌いな性格から、学習やスピーチも教室内ではいつも一番、面談やスピーチコンテストの折には塾長にもたくさんお褒めの言葉をいただきました。

娘が小学3年生になった頃、中間反抗期が始まりました。今まで毎朝続けていた朝の音読をサボるようになり、宿題をごまかすようにもなりました。塾内での成績は変わらないものの、家の中ではまるで、小さな王様のようです。

もちろん、私の言うことなんて聞きません。何か言おうものなら、「わかってる!」の一点張りです。「わかってないから言ってるの!」と、何度言ったことでしょう…。

そんな娘ですが、向上心も人一倍強い為、3年生の夏休みから中学受験塾に通い始めました。 そうなると、どんどんおざなりになっていく英語学習…。中学受験で有利になると言われている英検3級を取得した頃、ついに英語教室の退塾を決めました。

退塾の挨拶時の出来事

写真AC

退塾の挨拶をしに、塾長のもとへ。いつもお褒めの言葉を下さった優しい表情はどこにもありません。
「この度は…」と、挨拶をし、中学受験に専念する旨を伝えます。ここでも、「頑張ってください」などの労いの言葉を聞くことはありませんでした。

それでも、5年もお世話になった英語教室です。最後はきちんとお礼を伝えて、笑顔で終わりたいと思った私は、塾長に話しかけます。
「もう最近は、反抗期がすごくて私の言うことなんて全然きかないんですよ」
するとここで一言。

「あぁ、先細りですか…」
と表情一つ変えずに、まるで何かをあきらめたかのような溜息交じりとも聞こえる声で私に言いました。

(…!?今なんて!?)

それが、子どもの教育に携わる人間の発する言葉でしょうか?未来ある子どもに対して、ここの英語教室を辞めたら、娘の人生はお先真っ暗とでもいうのでしょうか?

まるで鉄パイプで誰かに頭を殴られたような衝撃を受け、次の言葉を続けることができず、教室に子どもを迎えに来た保護者に紛れ、「お世話になりました」と流れるように挨拶をし、その場を後にしました。

湧き上がる怒り、屈辱。ここで私は思いました。
(誰が先細りだって!?その言葉絶対に忘れるなよ?)と。

娘の第一志望校は、塾長も眉をひそめるほど、難易度の高い学校でした。
(絶対に合格して塾長を見返してやる!!)
私と娘は堅く心に誓いました。

何事も全力で取り組むのが私のモットーですが、中学受験も例外ではありません。もちろん、一番頑張ったのは娘本人ですが、食事や健康、モチベーションの管理、情報収集や塾の送り迎えに至るまで、出来ることは全てやりました。それでもしんどい時は、苦い記憶を蘇らせ負けてたまるかと私と娘を鼓舞しながら頑張りました。

これから始まる先太りの人生

そして努力が実を結び、おかげさまで娘は第一志望の中学校に合格しました。現在、娘は大量の課題に埋もれながらも、大きな荷物と明るい未来を背負い毎日楽しく学校に通っております。そしてこれからも先太りの人生を歩み続けていくでしょう。もちろん、合格したからといって、塾長にわざわざ結果の報告をすることもありません。

(ファンファン福岡公式ライター/unagi*)

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