40歳を過ぎ、加齢による髪の悩みを抱えるロングヘアの私。一大決心をしてショートヘアへ挑戦してみると、なんと悩みが一気に解決!ショートヘア最高!!しかし、突然イメチェンした母を見て、ラプンツェルを目指す娘からは衝撃の一言が…。最終的に私が選択したヘアスタイルとは?!
ラプンツェルを目指す娘と、うねり・薄毛・白髪に悩む母

小4の娘は、ヘアアレンジが大好きで、幼稚園の頃から自分で三つ編みやくるりんぱができてしまうほど。ラプンツェルを観てからはおしり近くまで髪を伸ばし、なんとか説得して美容院へ連れていくものの、2~3cmしか切りません。
私のロングヘアも推していて「ママ、この髪飾り可愛い!」「このゴム似合っているね」と、いろいろな感想をもらっていました。
一方私は、40歳を過ぎてから、うねり・薄毛・白髪が目立つようになり「なんか髪型が決まらない…」と、鏡の前で悩む日々を過ごしていました。
ショートヘアで、髪の悩みが全部解決?!
そんなある日、気づいたのです。
雑誌やネットで見る“なんかオシャレでいい感じ”のアラフォー、ミドフォーの方たちはショートヘアの方たちが多いな、ということに。もちろん、ロングヘアでオシャレな方たちもいるのですが、私の髪質ではこうはなれない気がします…。
早速、美容院にて相談してみたところ、
「お客様の場合、ショートヘアの方が薄毛も白髪も全部隠せますよ。うねりが出ているところを切ってしまえば、まとまりも良くなります」
目からうろこでした。伸ばしていたほうが隠せると思っていたのですが、逆に短くした方がいいなんて…!学生の頃から長年伸ばし続けていた自慢のロングヘア。ついに、お別れのときが来たようです。
「じゃあ、思い切ってショートヘアにします。お願いします」
大量に落ちていく床の髪の毛を見ながらドキドキが止まりませんでしたが、カット終了後鏡に映った私を見て、
「本当に全部隠せてる!嬉しい…!!」髪も心も軽くなった私は、早く家族へ見せたくてルンルンな足取りで帰宅しました。
娘から、衝撃の一言

前述のとおり、とにかくロングヘア推しの娘。彼女に、バッサリ切ったショートヘアを何の前触れもなく見せたらどんな反応をするか。普通に考えれば悲しむに決まっています。浮かれていた私は、そんな考えに思い至りもせず、
「どう?ママショートにしたの!似合う?」もちろん似合うよね、と言わんばかりのウッキウキの笑顔で聞いてしまいました。
すると、娘は目に涙を溜めながら「ママ、ばあばみたい」と。
そういえば、わが家のばあばは二人とももれなくショートヘアです。ああ、そうか。娘は私のロングヘアを気に入っていたのに何も言わずに切ったから、ショックを受けてしまったんだ…と気づき「ごめんね」と言おうとしたそのとき、
「ていうか、顔長く見える。顔より髪の毛の方が短くなっちゃっているよ」
少し怒った娘は、涙目になりながらまっすぐにこちらを見ていました。
確かに私は面長です。言われてもう一度鏡の前でよく見てみたら…確かにその通り。顔が長く見えます。髪の毛が顔の長さより短くなっているので、面長が強調されちゃっています。
「ほんとだ…ママ、顔長くなっちゃっているね」
「ママ、なんで髪の毛短くしちゃったの?」
本当に、なんででしょう。私は、髪の悩みを隠そうとするあまり、ヘアスタイルにおいて一番大事な「自分に似合っているか」という点を見落としてしまっていたようです。娘の言葉は衝撃でしたが、それに気づかせてくれました。
冷静なアドバイスに納得
「本当は長い髪にして欲しいけど、ママが短い方がいいんだったら、せめて顎までの長さはあったほうが良いと思う」わが娘ながら、なんて冷静な意見なんでしょう。
きっと本当はママがバッサリ切ってしまってショックだったのに、ぐっとこらえて、似合う髪型の方向性までわかりやすく示してくれました。
その後、美容師さんと娘の意見どちらも取り入れ、顎の長さまで髪があるショートボブスタイルに落ち着きました。
(ファンファン福岡公式ライター/pemimama)





