暮らし上手のヒント (3)ビルやマンションの貯水槽は適切な管理が必要です。~あなたが飲んでいる水は大丈夫?~

私たちの生活に欠かせない水道水は、水質基準に合格した安全な水です。
しかし、水道水を1度貯水槽にためているビルやマンションでは、貯水槽の管理を怠ると、せっかくの安全な水が汚染される恐れがあります。
あなたが飲んでいる水は大丈夫ですか?
安心して飲めるのか、貯水槽に異常がないかなどを確認する方法を紹介します。

目次

透明なコップに入れて水質を確認してみよう

蛇口から十分に水を流した後、透明なコップに水を入れ、色、濁り、臭い、味などに異常がないか、調べてみましょう。

・こんなときは異常かも

×赤い水が出る:金属製の配管や貯水槽などにさびが出ているかも
×水が濁っている:貯水槽へ汚れた水が流入しているかも
×臭いがする:塩素臭(カルキ臭)以外の臭いがする場合、貯水槽へ雨水、油、薬品などが流入しているかも
×変な味がする:鉄さびやその他の物質が貯水槽へ混入しているかも

検査キットを使って残留塩素が検出されるか確認してみよう

水道水には、細菌等の繁殖を抑えるための塩素が含まれていますが、貯水槽の管理状況や気温等の影響により、塩素が消失してしまうことがあります。残留塩素が検出されるか、確認してみましょう。

福岡市では自宅で簡単に残留塩素の有無が確認できる残留塩素検査キットを各衛生課および情報プラザ(市役所1階)で無料配布しています。

水質に異常があったときは相談を!

ビルやマンションの水道水を調べてみて異常があった場合は、貯水槽の設置者(建物の所有者、管理組合、管理会社など)に相談しましょう。各衛生課でも相談を受け付けています。

【コラム】貯水槽の維持管理

私たちが安心して使用できるように、有効容量が10㎥を超える貯水槽は、維持管理方法などが法令で定められています。

・貯水槽の清掃を1年に1回以上定期的に実施すること
・水道法に定められた検査(法定検査)を1年に1回以上定期的に受けること
などが、設置者に義務付けられています。

有効容量が10㎥以下の貯水槽でも、1年に1回は定期的に清掃を行うことが推奨されています。

検査適合ステッカー

福岡市では、有効容量が10㎥を超える貯水槽のうち、管理の良い施設には「検査適合」ステッカー(画像)を配布しています。自分の住んでいるビルやマンションのエントランスなどに、このステッカーがあると安心ですね。

●問い合わせ
福岡市 保健医療局 保健所 地域衛生部 医薬務・衛生推進課
Email: iyakumu-eisei.PHB@city.fukuoka.lg.jp

各衛生課
https://www.city.fukuoka.lg.jp/hofuku/hokensho/kurashinoeisei/contact/014.html

提供:福岡市保健医療局

記事をシェアする

プロフィール

ファンファン福岡編集部のアバター
ファンファン福岡編集部

ファンファン福岡(fanfunfukuoka)は、街ネタやグルメ、コラム、イベント等、地元福岡・博多・天神の情報が満載の街メディア。「福岡の、人が動き、人を動かし、街を動かす」メディアを目指しています。

タグ

フリーワード検索

目次