長男の保育園時代から親しくしているママ友は、いつも息子くんの健康面を心配していました。主治医から「このままだと糖尿病の危険がある」ときつく言われてしまい、気に病むほど。ある日、ママ友の家に初めて遊びに行くと、その荒れた食生活に私は絶句…。ママ友との価値観の違いを思い知らされたのです。
息子の健康が心配なママ友

長男が保育園に通っているころの話です。いつもお迎え時間が同じだったママ友とは、自然と会話を交わすようになりました。長男と同じ学年で、男の子同士ということもあって、親子ともども意気投合。男の子ママならではの悩みを共有し合える、心強い存在になりました。
ママ友の息子くんの上にはお兄ちゃんがいます。子育ての先を行くママ友からは、小学校進学などの相談に乗ってもらったこともありました。そんな頼もしいママ友の気がかりは、息子の健康面。ママ友の息子くんは見るからにぽっちゃり体型で、主治医からは「食生活を改善しないと糖尿病のリスクがある」と警告されたそうなのです。
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ママ友の悩みに寄り添いたい

いつも相談に乗ってもらってばかりの私は「何かママ友のためにできることはないか」と試行錯誤。お迎えの立ち話しではゆっくり話せないので、私は休日に遊ぶ約束を持ちかけてみたのです。ママ友は
「だったらうちにおいでよ!」と大喜び。最近元気がなかったママ友に笑顔が戻って、私はほっとしました。
お呼ばれしたのは土曜日の午前中。お昼ご飯前まで遊ぶ約束だったので、食事の心配はいりません。手土産を持って行こうと思ったものの、ママ友の息子くんは糖尿病予備軍です。悩んだ末、糖尿病患者のために作られた糖質オフのクッキーをネット注文することに決めました。
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甘やかすだけのママ友流子育てに驚き

お呼ばれ当日。友達の家で遊ぶのが楽しみな長男は、早起きしてテキパキと身支度を済ませます。ネットで取り寄せた手土産の糖質オフクッキーを手に、喜んでくれるママ友を想像しながら家を出ました。歩いて15分のところにあるママ友宅。玄関のチャイムを押すと、待ってました!と言わんばかりにママ友の息子くんがドアを開けてくれます。
「おはよう!こっちこっち!」と案内されたリビングを見た私は、その光景に衝撃を受けたのです。
リビングのテーブルにはスナック菓子やチョコレート、炭酸ジュースなどお菓子の山。まだ10時前だというのに、すでにお菓子の空袋があちこちに散乱しています。よく見ると、ママ友の息子くんの手にはチョコレートクッキーの大袋。
「一緒に食べよう!」と満面の笑みです。
ヘルシーとはかけ離れた大量のおやつが与えられている様子に、私は驚きを隠せませんでした。キッチンから出てきたママ友は
「ごめんね~、散らかってるけど適当に座ってね」といつもの笑顔です。
ママ友は「子どもが食べたいというから、つい好きなおやつを与えてしまう」と言うのです。わが子の健康をあんなに心配していたのに、どうして食べさせてしまうのか…。私にはママ友の子育ての価値観が理解できませんでした。スナック菓子や炭酸ジュースなどを日常的に与えていては、主治医からきつく言われても仕方ありません。
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ママ友への深入りは要注意
親身に糖尿病のことを心配していたのは、他人である私だけ。何だか馬鹿らしくなった私は、手土産のクッキーが低糖質ということを伝える気にもなれませんでした。その後も、保育園でママ友と会うと息子の健康を心配する話ばかり。親身に聞く気がなくなったのは言うまでもありません。
(ファンファン福岡公式ライター/kotone)



