ちょっと天然で猪突猛進な性格の義母。産後2週間ほど経ったある日、前日予告で訪ねてきたと思ったら、まさかのよく知らない親戚連れで登場しガルガル期の私は怒りが頂点に…。その後も予想外な行動が続く義母に、私が決めたルールとは。
もともと天然キャラな義母
私の義母は少し風変わりで、一緒にいて飽きない人です。独特な言葉の言いまわしやわが道をいくファッションセンスなど、思わず笑ってしまうようなエピソードが尽きません。性格的にも、周りとの調和を重んじるタイプの私とは対照的に、義母は好きなことや気になることにはまっすぐに突き進むタイプ。義家族のなかでは昔から天然と言われているようですが、私からすると明るくてエネルギッシュな人というイメージでした。
お互い新幹線か飛行機で行くような遠方に住んでいることもあり、結婚後は年に数回会う程度のお付き合い。ですが、第一子の誕生を機に、義母の“天然さ”が裏目に出る出来事が起こりました。
まさかの前日告知!産後の急な来訪

出産後、退院し2週間ほど経ったころ。義母は孫との初対面をとても楽しみにしており、「早く会いに行きたい!」と何度か連絡を受けていました。 ある日の午後、夫のもとになんの前触れもなく「明日、孫の顔を見に行くから!」と連絡が。それを聞いた私は思わず、「え!無理」と即答。慣れない新生児育児で、どう考えても明日家に誰かを招ける状態ではなく、赤ちゃんのことですでにキャパオーバー状態でした。
時期をずらしてもらえないかとも思いましたが、もう行きのチケットは購入済みとのことで、結局予定通り義母がわが家に来ることになりました。
直前で判明した驚きの事実

当日は朝から夫に買い物を頼んで、私は赤ちゃんの世話の合間に掃除をしてバタバタ。ここで夫から衝撃の事実を告げられます。
「親戚のおじさんを連れてくるらしい…。」
産後ガルガル期の私は一気に頭にきてしまい、夫に詰め寄りました。夫もこの瞬間まで何も知らされていなかったとのこと。おじさんとは親戚の集まりで一度挨拶をしたことがある程度で、私との面識はほとんどありません。頻回な授乳もあるデリケートな時期に、よく知らない男性が家にくるなんて、怒りを通り越して泣きそうでした。
すでに到着直前で帰ってもらうわけにも行かず、結局2人を迎えることに。玄関先に現れた義母に「先に言ってくださいよ~。」と言って苦笑いすると、「え!言わなきゃダメだった?」ととぼけた表情。悪気のなさに、余計に腹が立ってしまい長居する2人を前に、どうにか笑顔でいるのに必死でした。
私が決めた義母対策

その後も、訪問直前の連絡や急な同行者など義母の“読めない行動”に何度か振り回された私は、自分なりの「義母対策ルール」を作ることに。まず、義母から言われる前にこちらから日程を提案すること。先手を打つことで、スケジュールをコントロールできるようになり、急に訪ねてくることは少なくなりました。何度か続けるうちに義母も慣れ、このペースが定着しました。
もうひとつは、義母から来訪の知らせがあったら、人数・時間・同行者との関係を必ず確認することです。ひとつ返事で了承すると、いつの間にか人数が増えている…なんてこともあるので、当日までに数回連絡を取るようにしています。
少し無神経と思えることもある義母ですが、それも孫や私たち夫婦に会いたいと思ってくれる気持ちが強いゆえ。少し大げさかもしれませんが、「私の家では私のルール」をモットーに工夫して穏やかな関係を保っています。
(ファンファン福岡公式ライター/Tonari_usagi)



