<神対応>初めての育児で「育児ノイローゼ」になった私にかけてくれた義母の一言とは…

第一子を妊娠・出産し、初めての育児で私は育児ノイローゼに。それでも「地元に帰りたい」という主人に対し、私は「知り合いもいない土地でやっていけるのだろうか」とさらに追い込まれるような感覚に。そんな時に、お義母さんが私にかけてくれた言葉で救われたお話を紹介したいと思います。

目次

職場で旦那と出会い結婚

写真AC

関西圏にある私の地元。そこの職場で主人と私は出会いました。いわゆる職場結婚です。主人は長男で、「地元に帰って自分が実家を守らないと」という昭和の考えを持つ、良い意味で言えば責任感溢れる性格。交際している時から
「このまま交際が上手くいって結婚することになったら俺の地元にきてほしい」と言われていました。

年齢も20代前半と若く、そこまで深く考えていなかった私は「うん、いいよー」と軽く返事をしたのを覚えています。そして交際してから2年たち、無事に結婚。とても幸せな結婚生活を送っていました。

初めての育児でノイローゼ気味に

写真AC

結婚して半年後には長女を授かり、出産して私の地元で育児に奮闘していました。娘はとてもかわいく、毎日コロコロ変わる表情にとても癒されていました。「自分の子どもってこんなにもかわいいのか」と思う反面、新卒でずっと仕事と向き合ってきた私にとって、話すこともできない赤ちゃんとの2人の生活はまるで社会から見放されたように思うようになりました。こんなに世界は広いのにまるで2人だけの世界になった、置いてけぼりになったような感覚になりました。

「こんなかわいいわが子がいて幸せなはずなのに、なんでこんな風に思っちゃうのだろう」と自分を責めては泣き、ちょっとしたことで泣くようになり、無気力になり…育児ノイローゼになってしまったのです。「こんな状態で主人の地元へ帰るとなったら子育てできるのかな…」と、とても不安な気持ちで毎日を過ごしていました。

義実家への帰省

写真AC

私は1年間の育休を取得しており、主人もまとまった休みが取れたので、気分転換に義実家に帰省しよう!となって帰省することに。義実家へ行き、ゆったりと過ごしていたある夜。お義父さんは2階へ、主人は娘と一緒にお風呂に入っていて、お義母さんと私は2人きりになりました。

お義母さんは
「〇〇(主人)はこっちに帰ってくるとか家はこっちで建てたいとか言ってない?」と聞かれ、結婚前に「そういやそんなこと言っていたな」と思い出しました。
「ゆくゆくはこっちに帰ってきたいそうです」と伝えると
「育児中は子どものことでいっぱいいっぱいなるやろ?そういう時はやっぱり自分の母や家族が頼りになるから、嫁ちゃんは地元で家を建てて、そこで子育てしなさい。私らはこうやってたまに顔見せてくれるだけでいいから」と声をかけてくれたのです。

親は誰だって本当は近くに居てほしいはず。孫が生まれるとなおさら会いたい気持ちが増すはず。そんな自分の気持ちを押さえてまで、私を思いやってくれる気持ちに思わず涙しました。

お義母さんのおかげで…

写真AC

そんなお義母さんのおかげで主人と話し合い、私の地元で家を建てて子育てすることになりました。「いつかは知り合いもいないところで子育てしないといけない」そんな気持ちが私をより苦しめていたのだと後から感じました。

私も将来、お嫁さんを迎えた時にはお義母さんのような広い心で接しよう!と決意した出来事でした。

(ファンファン福岡公式ライター/谷野さおり)

記事をシェアする

※この記事内容は公開日時点での情報です。

プロフィール

ファンファン福岡編集部のアバター
ファンファン福岡編集部

ファンファン福岡(fanfunfukuoka)は、街ネタやグルメ、コラム、イベント等、地元福岡・博多・天神の情報が満載の街メディア。「福岡の、人が動き、人を動かし、街を動かす」メディアを目指しています。

タグ

フリーワード検索

目次