【ドン引き】「母さんのカレーはこうじゃない」手作りカレーを採点する元カレに唖然

大学生の頃、初めて彼に手料理を振る舞いました。何を作ろうか悩んだ末に選んだのはカレー。彼の喜ぶ顔を想像しながら一生懸命作りましたが、カレーを食べた彼から返ってきたのは思いもしなかった反応。あの日私が受けたショックとドン引き体験をお話しします。

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彼に作った初めての手料理はカレー

写真AC

付き合っている人に初めて手料理を振る舞うときは、誰しも特別な緊張とワクワクがあるのではないでしょうか。 私は大学生の頃に付き合っていた彼氏にカレーを作ったことがあります。彼がカレー好きだと聞いて選んだメニューです。家族以外に作るのは初めてだったので、レシピを調べて何度も試作しながら「気に入ってもらえるかな」「喜んでもらえたら嬉しいな」なんて淡い期待を抱きながら当日を迎えることに。

そしていよいよ、彼氏と 一緒にカレーを食べ始めたとき、予想もしていなかった言葉が彼の口から飛び出しました。今までの私の淡い期待は数口で見事に打ち砕かれることに…。

母親のカレー基準!?驚きの採点スタート

彼は数口食べると、突然私のカレーを採点し始めたのです。それは自分の母親のカレーとの比較でした。具材の指摘からはじまり、具材の切り方なども細かくチェック。

「俺の母さんはこんな風に切ってる」

「母さんのカレーには◯◯が入ってる」

さらにどのメーカーのカレー粉を使ったのかまでも問い詰められ、せっかくの試作の時間が全くの無駄な時間に思えて泣きそうになったのを覚えています。

母親の手作りカレーを持参され唖然

写真AC

数日後、彼が例の「母親のカレー」を持参してきました。玄関先に得意げな笑顔で立っている彼の顔が今でも忘れられません。一体何がそんなに嬉しいのか…。

一口食べた瞬間、正直に言ってその味に驚きしかありませんでした。香りや甘み、コクも私の好みとは大きく違っていました。なぜかとても塩辛く、不思議な香り。野菜は小さく刻まれており何の野菜が入っているのかすら分からない状態でした。「一体このカレーにはどんな食材やスパイスが使われているのだろう」私の頭の中は「?」でいっぱいでした。彼には「おいしくない」とは言えませんでしたが、私の好みの味ではないことは明らかでした。

彼が持参したカレーを食べた瞬間、私の頭に浮かんだのはこれまでの私の努力です。私は手作りカレーを振る舞うために何度も試作を重ね、その度に一口ずつ味を確認し甘さや辛さの調節も丁寧に行っていたつもりです。それが一瞬にして崩れました。「私の努力は一体なんだったのか…」怒りと呆れる気持ちに加え、虚しさがどっと押し寄せてきました。

二度と会うことはないと決めた日

今まで食べた中で、ダントツ一位でおいしいとは思えない「母親カレー」と比較され、採点までされたことは屈辱でしかありませんでした。考えれば考えるほど、怒りがふつふつとわいてくるばかり。私なりに一生懸命作ったのに母親のカレーと比べて採点までされ、この怒りをどう彼氏にぶつければ良いのかわかりませんでした。

もしこのままこの人と付き合い続ければ、何か料理を振る舞うたびに彼氏の母親と比較される。そう思った私は即座に別れを決意。もう彼と二度と会うことはありませんでした。

私はその後、私の作る料理を何でも美味しいと言って食べてくれる優しい主人と結婚し、今は幸せに暮らしています。

(ファンファン福岡公式ライター/つきのあ)

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※この記事内容は公開日時点での情報です。

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