スーパーで4歳娘がお惣菜を持ったまま派手に転倒!その時のまわりの人たちの反応が…

お手伝い大好きな当時4歳の娘。そんな娘がやりたいと言いだしたのは、スーパーの総菜コーナーでのお手伝いでした。まだ4歳の娘ができるのだろうかとハラハラして見守っていたところ、嫌な予感は的中。しかし、その後の周りの方々の神対応に感動した体験談です。

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お手伝い大好きの娘

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息子が生後半年、娘が4歳のときのこと。お姉さんになったばかりの娘は頼られることが大好きで、日頃からお手伝いをたくさんしてくれていました。当時はよく
「いいよ!娘ちゃんやっとくから!」と、私の代わりに弟のお世話をかって出ることもしばしば。

そんな娘と息子と一緒にスーパーに買い物に行ったとき、それは起こりました。
私が息子を抱っこ紐で抱えていて動きにくいことを気づかってか、娘は
「娘ちゃんがとってくるから言ってね!」とやる気満々。

ただ、まだ4歳の娘ではとるのが難しい商品も多くあります。娘は自分で商品をとれないと
「できない!」と怒るので、私は娘の機嫌をとりながら進むことに。商品を娘がとれるように手前に置いたり、高い棚のものは抱っこしてとってもらったりしていました。

娘が「できる!」と言ったのは…

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買い物も終盤に差し掛かったとき。娘が総菜コーナーを見て足を止めました。そこでは他のお客さんが、大皿に盛られた天ぷらや揚げ物を、トングを使ってプラスチックのタッパーに載せている姿がありました。

それを見て輝く娘の瞳。普段あまり総菜コーナーに寄らないわが家。「あ、やりたいんだな」とわかりましたが、「1人だと失敗しそうだな…」との考えもよぎり、悩みました。

そんな母の葛藤とは反対に、娘は
「あれ、やりたい!」と目をキラキラさせていました。一応
「今日は買う予定じゃないよ」と言ってみたものの、娘は
「やりたい!!」とわがままモード。説き伏せる気力もなく、
「じゃあちょっとだけね…」と付き合うことにしました。

娘はご満悦の表情で右手にトング、左手にタッパーを持ち、
「これはなに?」
「あっちはなに?」と楽しそうな顔。
「タッパーはママが持とうか?」と言ってみても
「ダメ!全部自分でやる!」と止まりません。

そうこうしながら、なんとか食べたいものを選び、落としそうになりながらも無事にタッパーに入れました。私が「落とさなくてよかった…」とホッとしたのも束の間。

「あ、あれ!あれでぐるんってとめるんでしょ?」と輪ゴムを取りに行き、
「できたよ!」と言いながら走って戻ってきました。思わず
「待って!走らないで!」と言ったのも虚しく…。

総菜を持ったまま転んだ!

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娘は派手に転倒。一生懸命とった揚げ物も床に放り出されてしまいました。やってしまった!!と私が娘に駆け寄るよりも先に、娘のすぐ近くにいた20代くらいの若い男性が
「大丈夫?!」と娘を抱き上げて起こしてくれました。

娘は泣いていなかったものの、驚きからか恥ずかしさからか駆け寄った私に抱きついて離れません。そんな娘に若い男性は
「痛いところない?びっくりしたね」と優しく声をかけてくれます。

私は私で「床に落としてしまったものを早く片付けなきゃ!」という思いでいっぱいでしたが、娘が一向に離れてくれないので動けません。すると後ろから
「こっちです、お願いします」という声。振り向くと他のお客さんが、店員さんを呼んでくれていました。

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私が謝る中、すぐにきれいに片づけてくれた店員さん。そして
「大丈夫だよ、心配しないで」と娘に優しく声をかけてくれました。さらに
「お母さんも、大丈夫ですからね」と私にも優しい言葉。

それでも離れない娘を抱っこして、邪魔にならないよう道の端に移動しようとすると、今度は50代くらいのおばさんが「カート持って行きますよ」と私のカートを押してきてくれました。

娘はしばらくして落ち着きを取り戻し、今度はすでにタッパーに入れられている総菜を選んできて買い物を終えることができました。

娘が転倒したとき、周りにいた方々は嫌な顔一つせず、私たち親子に本当に親切に接してくれました。

私は終始
「ありがとうございます!すみません…!」と繰り返すばかり。その場にいた方々見事な連携プレーと優しさにとても感動した体験談です。

(ファンファン福岡公式ライター/K)

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※この記事内容は公開日時点での情報です。

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