普段ラフな服装でいることが多い私。仕事は在宅なのでスーツなどのフォーマルな服を着る機会もなく、だいたいがTシャツにジーンズの組み合わせ。そんな私がボディラインの出る服を着たとき、義父の気持ち悪すぎる発言にドン引きしたエピソードです。
普段はラフな服装、義両親の前でも変わらず

普段ダボダボの服を着ることが多く、オーバーサイズのシャツに太めのパンツといったB系のファッションが私の定番です。義実家に行くときも同じ服装なので、夫と結婚して数年、義両親の前ではダボダボの服しか着たことがありません。
義母はふくよかな体形で、「お嫁ちゃんみたいに大きい服を着れば、私も体型が隠れるのかねぇ」とよく言われ、私も「お腹もお尻も全部隠してくれますよ~」と笑って返していました。
喪服で見せた“ギャップ”に義父の視線が…
ある日、義父の兄弟に不幸があり、葬儀へ参列することになりました。急なことで、独身時代に用意した喪服をそのまま着ることに。体のラインがしっかり出るデザイン。私の普段の服装とは真逆のスタイルでしたが、特に気にすることなく着用。
葬儀場に到着し義両親と合流すると、義父が私を見てふと動きを止め、上から下までまじまじと視線を走らせるのがわかりました。「普段と違うから珍しいんだろうな」くらいにしか思っていませんでしたが、今思えばすでに嫌な予感はあったのかもしれません。
その後、葬儀が終わり、親族で会食をすることに。6歳と2歳の子どもがいたので、夫は親戚の対応に回り、私は子どもたちのお世話をして過ごしていました。
娘と義父の姉が放った、痛快すぎる一言

途中上の子がトイレに行きたいというので、下の子を連れてトイレへ。そのまま食事の席に飽きてしまった子どもたちを廊下の隅で遊ばせていました。
するとやってきたのは義父。「おお、ここにいたのか」と言う義父の顔は、お酒で赤らんでいました。義父は普段は寡黙で昔気質の人です。しかしお酒を飲むと性格が変わり、人を不快にするような発言をする場面が今まで何度かありました。
すると義父が
「嫁ちゃんは、いつもと違う感じの服でいいね」とニヤニヤ。「は?」と心の中で思っていると、
「思ってたよりスタイルがいいじゃない。母さん(義母)と体型の話してたからもっと太ってるのかと思ってたのに違うんだね。ちゃんと出るとこ出てるのもいいね。それなのにお腹なんかちゃんと細くて、すごく好きだな」と言うのです。
ニヤニヤしながら話す義父に気持ち悪さを感じながら、
「あははー」と距離をとる私。すると義父は近くにいた娘に
「ねぇ、娘ちゃん、ママはナイスバディだなぁ」と言って顔を近づけました。
すると娘が
「じいじお酒くさい! こないで!」とぴしゃり。
「あはは、娘ちゃんひどいー」と言ってさらに顔を近づける義父。
「やだってば、本当に! 相手がやだって言ったらやめるんだよ! ママも嫌がってるからもうやめて!」と義父に怒ってくれました。
さらにそこにたまたま通りかかったのが義父のお姉さん。一連の会話を聞いていたようで、義父をまっすぐ見ながら「セクハラ!」と一喝。
義父の首根っこを掴みながら、「ごめんね、本当にごめんね」と私たちに謝りながら義父を連れて行ってくれました。
寡黙な義父に戻っていて…

嵐のように場を荒らして通り過ぎて行った義父。その後は義父に近づかないように気をつけ、何か言われることもなく過ごせました。ただ、義父の言動が本当に気持ち悪く、ただでさえ疲れる1日だったのに余計に疲れを感じる結果に。
後日会ったときはいつもの寡黙な義父に戻っていて、特にセクハラ発言について言われることも聞くこともありませんでした。
ただ義父は酔っぱらったときの記憶が残らないタイプなので、きっと自分の発言は覚えていないと思います。本当に嫌な気持ちになった出来事ですが、娘と義父のお姉さんがガツンと言ってくれたことが唯一の救いでした。
その後もお酒の席のたび、セクハラ発言や男尊女卑発言が絶えない義父。現在は聞き流したり近づかないようにしたりと、距離をおきながら接しています。
(ファンファン福岡公式ライター/K)


