猫もうだる暑さなんとかして 「サ日記」

 ハアハアハア、猫のサニです。

 「暑いときに暑いと言うな、よけい暑くなる」という話もあるが、アツイものはしかたがない。

 暑いというよりももう「熱い」という感じ。

 「熱闘甲子園」という番組があるが、もう”熱湯”甲子園レベルの熱さだ。高校球児はすごいですニャア。

 球児もすごいが、観戦するお客さんもよっぽどだ。よく平気で見てられるにゃ。

 かつて野良時代も経験したおれだが、家猫の身分はやっぱいいものだ。

 飼い主がひんやりグッズのシートを買ってくれた。猫が喜ぶ大きさが気に入ってる。せっかくの好意を無にしないよう活用して快適に夏を乗り切りたいものだ。

 弟子のチョビもおれのマネをして、入っているぞ。チビ猫のくせに意外に場所を取って大きくみえる。

 野良生まれのチョビは飼い猫になって三年にもなるのに、いまだに人慣れしない。近寄るとシャアシャア火を噴いているが、居間で香箱ずわりくらいは出来るようになった。いくぶん表情も穏やかだ。

 その点、同じ野良生まれのチョビの弟、とらの方が人懐っこい。近寄って行くし、抱っこもされている。

 とらはちゃっかり、人間用の冷却シートに寝そべっている。毎日入っては来るが、外猫だから、おれの寝床を使うのは遠慮しているんだろう。

 ヒンヤリシート、よっぽど気持ちがいいんだろう。外猫のくせにここまで脱力できるとは、ただ者じゃないぞ。

 神出鬼没のとら。虫でもねらってるのか。

 リラックスの証し、香箱ずわり。

 家でのんびり過ごしても、時間が経つとやっぱり出て行きたくなるようだ。

 チョビはとらのことを弟だとわかってなくて、一方的に嫌がっている。とらが家から出て行くと一安心という顔で、ようやく落ち着く。

 チョビととらのおかあちゃん。しばらく顔を見なかったが、最近またちょいちょいやって来る。岩は少し冷たいのか、しばらくしがみついて離れない。

 最近は洗濯物はすぐ乾く。干したあとの衣類はおひさまの香りがして眠気を誘う。

 「すぐ乾く」と書いたが、このところ夕方とか突然すごい雨が降り出すから、早めに取り込まないとまた洗濯のやり直しになってしまう。飼い主は「日本はタイみたいな亜熱帯になってしまっとる」と嘆く。

 それにしても一日中眠い。トシのせいだろう。昔からよく寝ていたが、輪をかけてよく眠るようになったおれです。「寝る子は育つ」というが、もう育つこともなかろう。

 みなさんもおれを見習ってしっかり睡眠を取って、熱中症にならんように気をつけておくれニャ。

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※この記事内容は公開日時点での情報です。

プロフィール

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サニ

福岡市南区在住。サバトラ柄。熟年オス猫。雑種だが、アメショーの血が入っていると思っている。
ふてぶてしさが身上の甘え上手。
推定5歳か6歳の頃、今の飼い主宅に上がり込み飼い猫に。それ以前は不明だが、数百メートル離れた公園にいたとの不確かな情報。おととしの暮れ、孫娘のようなキジ白猫チョビが弟子入り。
世の中の動きに敏感なものの、とくに行動はしない。

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