読書感想画を描いてみよう! 第69回西日本読書感想画コンクールの指定図書を紹介 小学校高学年の部

 西日本新聞社は小中高生を対象にした、「第69回西日本読書感想画コンクール」の作品募集をしています。本を読むことが好きな人、絵を描くことが好きな人、この夏休みに何か新しいことに取り組みたい人は応募してみませんか。

目次

西日本読書感想画コンクールとは

 西日本読書感想画コンクールは、九州・山口各県学校図書館協議会と西日本新聞社が、地域の小・中学生、高校生を対象に開催している絵画コンクールです。このコンクールは1957(昭和32)年から続いており、全国でも最長の歴史と、地方での開催としては最大の規模(2024年度の応募総数は約30万点)を誇っています。
 読書感想画は、子どもたちが本を読んで感じたこと、考えたこと、心に浮かんだイメージなどを、自分の心の中で組み立て、絵というかたちで表現するものです。読書感想画を通じて、読書への意欲が高まり、豊かな感性や想像力を育む児童・生徒が一人でも増えることを願って、本コンクールを実施しています。

 今年は株式会社Yondemy協力のもと、指定図書の紹介動画を作成・公開しました!どの本を選んだらいいのか分からない、という人はぜひ動画を見てみては。

小学校高学年(5・6年生)の部 指定図書の紹介!

本記事では小学校中学年の部の指定図書を紹介します。気になる本はお近くの書店まで!

【絵本塾出版】『ぼくのこころがうたいだす!』 1,760円(税込)

絵本塾出版「ぼくのこころがうたいだす!」
アンドレア・ベイティー/作  デイヴィッド・ロバーツ/絵  かとうりつこ/訳

 アーロンにとって、文字を読むことはとても難しいことでした。アーロンの脳は「発話された音」と、「書かれた文字」や「ことば」を結びつけることがなかなかできないのです。でも、宿題で出された作文に一生懸命に取り組んで、それを勇気を出してクラスメイトに発表した時、アーロンに変化が現れます…。ひとにはそれぞれに得意なことや苦手なことがあり、識字障害はアーロンの個性の一部にすぎないのです。

【国土社】『どすこい!』 1,540円(税込)

国土社「どすこい!」
森埜こみち/作  佐藤真紀子/絵

 春の相撲大会、小学生離れしたライバルと対戦して、こてんぱんに打ちのめされた凡と健太。秋の大会で絶対にリベンジしたい2人は、元力士のじいさんに相撲を教えてもらおうと駄菓子屋「わしや」に行くがまったく相手にされず、知恵を絞る。無骨な元力士とのやり取りにとまどいながらも、少年たちは心を通わせ、秋の大会まで駆け抜けていく。一瞬の勝負に全力を賭けるその姿に、相撲を知らない読者ほど胸が熱くなる物語。

【小峰書店】『じいちゃんの山小屋』 1,650円(税込)

小峰書店「じいちゃんの山小屋」
佐和みずえ/作  カシワイ/絵

 東京で生まれ育った小学6年生の航太。ある日、父親と大げんかになり、四国のじいちゃんと暮らすことになった。ところが、航太のじいちゃんは、村の人に変わり者扱いされるほど頑固で偏屈。そんなじいちゃんと、電気も、トイレもない、もちろんスマホも圏外の山小屋での二人暮らし……。便利な東京での暮らししか知らない航太に、たえられるのか!? 四国の豊かな自然に恵まれた里山でのサステナブルな暮らしが体験できる1冊。

【静山社】『おおなわ跳びません』 1,540円(税込)

静山社「おおなわ跳びません」
赤羽じゅんこ/作  マコカワイ/絵

 左足にハンディをもつ双葉が、おおなわ大会には出ないと宣言し、クラスメイトたちはざわつきます。「引きとめないなんてつめたいよ」「それってやさしさの押しつけじゃね?」「跳ぶ以外のやり方で参加は?」「おれだって跳びたくないけど?」と、立場の違いからぶつかる本音ももっともで…。できることも考え方もちがう仲間と、どうしたら一緒にやっていけるんだろう? とことん考えた7人の自分たちのための作戦が楽しく優しい物語。

【評論社】『わたしの名前はオクトーバー』 1,760円(税込)

評論社「わたしの名前はオクトーバー」
カチャ・ベーレン/作  こだまともこ/訳

 父さんと二人、森で半分自給自足のように生きてきた少女オクトーバー。自分が「野生」であることをほこりに思っていた。が、十一歳の誕生日に、父さんがケガをして入院し、「母親とかいうひと」と都会で暮らすことになる。街の生活になじめず、全力で抵抗するオクトーバーだが、やがて友だちとよべる子に出会い、都会の中に大好きな場所も見つけ、かたくなだった心が開いていく。すぐれた作品にあたえられる英のカーネギー賞受賞作。

【フレーベル館】『かなたのif』 1,650円(税込)

フレーベル館「かなたのif」
村上雅郁/作  げみ/絵

 ぼくらが夢見ることは、ぜんぶぜんぶ、ほんとうのこと——夢と現実のあわいにゆれる、ひと夏のガール・ミーツ・ガール! 友だちのいない香奈多と、友だちをなくした瑚子。ある夏、秘密の場所で奇跡的に出会ったふたり。願いがかなう「虹のしずく」を探して、ひとりぼっちの誰かの前に現れる黒ネコ、ドコカの物語を瑚子は香奈多と分かち合う。それぞれの物語をなぞるように重ねた「もしも」のはてで、ふたりが見つけた宝物とは?

ネットギフトが当たるキャンペーンも実施中!

 図書カードネットギフト(500円分)を50人にプレゼントするキャンペーンも実施中!該当書籍の帯についている応募券をハガキに貼って、指定の住所に郵送してください。応募締め切りは、9月30日(土)必着となります。

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