娘が年長のときの夏休みのこと。仲良しの幼稚園ママ4家族で、一軒家を借りてバーベキューを計画。みんなで準備し、楽しい1日になるはずでした。しかし、とあるママ友のまさかの一言と信じられない行動によって空気は一変。最後は全員がモヤモヤを抱えたまま解散することに…。
楽しいバーベキュー、あるママ友の行動に違和感

当日は買い出し組や子どものお世話組に分かれ、忙しく準備やお世話をしていました。発案者のAくんママがレンタルの手配など、幹事のような役割をしてくれました。
子どもは全部で10人。バーベキューはもちろん、プールやスイカ割りなど、楽しそうな子ども達を見て「よかったね~」と満足していました。
しかし私は、買い出しや子どもの相手などせず、部屋の端で携帯をいじっているだけのBちゃんママが少し気になっていました。
みんなで平等に割り勘のはずが…
楽しい時間はあっという間に過ぎ、大人たちは片付け作業に。多めに買ったお肉や野菜、お菓子、ジュースは残った量も多く、「どうしようか?」と話していました。するとAくんママは「みんなで分けようよ」と提案しました。
すると、1人のママが
「Aくんママ、レンタルの手配とか全部準備してくれたんだから、全部持って帰ったら?」と提案。私や他のママも
「そうだよ! 好きなだけ持って帰りなよ!」と賛同しました。
手伝いもせずに文句がさく裂! 身勝手ママの主張

しかし、違ったのはBちゃんママ。
「えー?! ずるい! だったら私も幹事やればよかった!」と割って入ってきました。
「みんな平等にお金払ってるんだから、Aくんママだけなのはちょっと不公平じゃない?」と主張してきたのです。さらには、
「お金に関することは平等にした方がいいと思うけど」と口をとがらせるBちゃんママ。
すると他のママが、
「じゃあ5等分して、最初にAくんママに選んでもらおう」と提案し、そうすることになりました。
しかし、Aくんママが選んでいるとき、Bちゃんママが
「うちウインナー好きだからこれにしようかなぁ」などと横から口を出し。結局Aくんママは、Bちゃんママに遠慮したチョイスをすることに。Aくんママが選び終わると、Bちゃんママはすかさず「うちはこれ!」と、高いお肉とウインナーが多めのお皿をさっと持っていきました。
Bちゃんママの自分中心な行動に驚きつつ、私は「次はBちゃんママ誘わないかも…」と思いながら、残りの後片付けに取りかかりました。
残ったお菓子とジュースが消えた!? 犯人はまさか…

各自車に荷物を運び終えたころ、Aくんママが
「あれ? お菓子とジュースの残りってどこ?」とキョロキョロ。まだ分けていなかったお菓子とジュースがどこにもありません。
「誰かの荷物の中に入ってるのかな?」
「まあ、部屋に置いていかなければいいか」
と話し、みんなで首をかしげながら家を出ました。
すると駐車場のBちゃんママが慌てて車の扉を閉めたような気配が…。そして私は車の扉を閉める直前、目撃してしまいました。Bちゃんの席の隣に大量のお菓子とジュースが積まれていたことを…。
Bちゃんママは「またね~」と笑顔で早々に帰宅。私の後ろにいたママが
「Bちゃんの車に、お菓子とジュースあったね」とポツリ。
「たぶんだけど、『またね』はないかな」と言っていました。
最後にBちゃんママの衝撃的な行動で幕を閉じたバーベキュー。しかしそれ以降、子どもたちがBちゃんと遊ばなくなったこともあり、Bちゃんママとも疎遠になっていきました。
娘が言うに、Bちゃんは友達のお菓子やおもちゃをとって、トラブルになったこともあるそう。 その話に納得しつつ、Bちゃんがこれからどんな風に育っていくのか心配してしまう自分もいました。
(ファンファン福岡公式ライター/K)


