息子の同級生の仲が良いママ友の話です。いつも穏やかで優しいママ友ですが、少し強烈な義母に悩んでいました。それでも、「子どもにとっては大切なおばあちゃんだから」と、頑張ってお付き合いをしていたのですが、義母の強烈な言動をきっかけに、関係性が崩れてしまうことに…。
ママ友にだけ厳しい義母

九州地方在住で、少し気が強いママ友の義母。長男嫁である兄嫁には優しく笑顔で接してますが、次男嫁のママ友にはいつも冷たくて厳しい対応をしていました。遊びに行っても無視されたり、そんなことは日常茶飯事だったそうです。
飛行機移動が必要な距離に住んでいるにもかかわらず、嫁いびりは続いていました。定期的に送られてくる手作り惣菜に毎回数本の髪の毛が入っていたり、着払いで荷物が届いたりすることも。
旦那さんに「気持ち悪くて食べたくない」「お礼をしたくない」と訴えても、「本当にごめんね」と謝られるだけで、解決しようとはしてくれません。
家族の前で強烈な侮辱発言!

義母は旅行が好きで、年に何度かはママ友の家に泊まりにきていました。その際も
「何も家事ができていないわね!」と言って、キッチンに立たせて料理や後片付けをさせたり、部屋の掃除をさせたり、ママ友の家にもかかわらず、まるで自分の家かのように指示してきます。
義父や旦那さんは一応止めてはくれるものの、2人とも少し大人しく優しい性格なため、気が強い義母には逆らえず、結局嫁いびりは続きます。「しょうがない」と我慢していたママ友ですが、決定的な出来事が起こります。とうとう子どもにも嫌がらせをするようになってしまったのです。
当時5歳の息子T君に向かって、
「あんたはお母さんがちゃんと産んでくれなかった可哀想な子なんだよ」と発言したのです。実はママ友は妊娠中のトラブルで、予定より1カ月ほど早く緊急帝王切開でT君を産んでいます。
義母はそのことが気に入らないのか、今までも帝王切開を責められたことはあったそうです。しかし、まさか子どもに向かって攻撃をするとは思ってもいませんでした。温厚なママ友ですが、さすがに許せなかったようで、
「なんてこと言うんですか!」と義母に言い返したそうですが、
「子どももまともに産めないくせにグータラしやがって、何もできないんだから働いて仕送りをしろ!」と言い返されたそうです。義母は帝王切開で子どもを産んだことはもちろん、働かずに仕送りをしていないことも気に食わなかったようです。
疎遠を決意

この日をきっかけに、「子どものおばあちゃんだから」と頑張って義母とも付き合ってきたけれど、もう埋められない溝があるとママ友は感じたそうです。そして、酷いことをされたり言われたりしていたにもかかわらず守ってくれなかった旦那さんにも失望したと言っていました。
子どもに悪影響があるからと、今後は疎遠にすることを決意し、旦那さんも承諾。義母はなぜ孫と会えないんだと色々言ってきたそうですが、電話など全てを無視して対応したそうです。それ以来、ママ友自身は義母と接する事なく、平穏に過ごしています。義母の家に行くとしても、息子のT君とママ友は参加せず旦那さんだけで帰るように。
髪の毛入りの惣菜も、旦那さんにそれだけを出し続けていたら、旦那さんが根をあげ、義母に連絡して届かなくなったようです。「もっと早くこうしてれば良かった!」とママ友は晴れ晴れした様子でした。
(ファンファン福岡公式ライター/溝野 奏)


