3歳の息子と家族で外食中、まさかの一言が店内に響き渡りました。「タモリー!」店員さんは一瞬固まり、周囲のお客さんも思わず振り返り、家族は大焦り! なぜそんなワードが飛び出したのか? 笑えてちょっと焦った、言葉を覚え始めた息子の“かわいすぎる誤解”を紹介します。
夕食中、3歳息子が突然の絶叫ワード

夕食中、いつも通りご飯を楽しんでいた3歳の息子。おかわりがほしくなると、元気よく「おかわりー!」と声を張り上げるのが、毎日の恒例でした。
でもこの日は、ちょっと様子が違いました。突然、思い切りのいい声でこう叫んだのです。
「おかわり! タモリー!!」
その瞬間、家族全員が固まり、箸が止まりました。
衝撃ワードの真相に爆笑

「…。タモリ!?」思わず夫と顔を見合わせ、2人で大爆笑。
どうやら息子の中で、テレビでたまたま見かけた「タモリさん」と、食卓でよく使う「おかわり」という言葉が、ごちゃ混ぜになってしまったようです。
「タモリさん=ご飯をくれる人」とでも思っているのでしょうか。予想外すぎる発言に、食卓は一気に笑いに包まれました。
外食先でも叫ぶ「タモリー!」に、親は赤面

ところが、笑って終わり、とはいきませんでした。その日を境に、息子は完全に「おかわり=タモリ!」と認識してしまったようで、以降、何度も何度も「タモリ!」と元気よく叫ぶように。
翌朝の朝食でも「タモリー!」と手を挙げておかわりを要求。おやつの時間には、お菓子の袋を指さして
「タモリ、ちょうだい!」と真剣な表情で訴えかけてきました。
「ちょっと違うんだけどなぁ」と訂正しようとしても、
「ちがうよ、タモリでしょ?」と息子は自信満々の顔。
さらに困ったのは外出先でのことです。週末、家族でファミリーレストランに行った際、キッズプレートを食べ終えた息子が、店内に響き渡る大声で、
「タモリー! おかわりー!!」
周囲の席にいた方々は、驚いた表情やクスクス笑いをこらえる様子。店員さんも一瞬固まりつつ、にこやかに対応してくれましたが、親の私は顔から火が出そうなほど恥ずかしくてたまりませんでした。
帰り道、私は何度も
「タモリさんはテレビの中の人で、ご飯のときは『おかわり』って言うんだよ」と説明しましたが、息子は満面の笑みで、
「わかった! タモリ、おかわり!」
と得意げに繰り返すばかり。
私は笑いながらも、内心では
「これ、いつまで続くんだろう…。外でまた言われたらどうしよう…。」とハラハラ。
そう心配している私の横で、夫は終始大爆笑しながら
「これは録音しておきたかったなぁ」と一言。
確かに、こういう言い間違いは今しか聞けない、貴重な瞬間です。でも正直、外ではちょっと控えてほしい…。そんな複雑な気持ちでした。
言い間違いは今だけの宝物
そんな「タモリ事件」から数日。息子はまだ「タモリ」を完全には卒業していませんが、少しずつ「おかわり」という正しい言い方に戻りつつあります。
いずれこの可愛らしい言い間違いも、思い出の中にしまわれてしまうのでしょう。今しか聞けない、子どものユニークな発言。「録音して残しておけばよかったな」と心から思うほど、家族の大切な思い出になりました。
子育ては日々忙しく、慌ただしいことも多いですが、こうした 「ちょっと笑える・忘れたくないエピソード」 を大切にしていきたいものですね。
(ファンファン福岡公式ライター/えリッチ)


