【家族で初めての屋外プール】夫もいたのに、私だけヘトヘトになった理由とは?

双子の息子たちが3歳の時に、家族で初めて大きな屋外プールへ行きました。家族4人で行く「初めてのプール」に、行く前からワクワクしていた私でしたが… 違った意味で、忘れることのできない1日になったのです。

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楽しみにしていた家族での初プール

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 家族で行く初めての屋外プール。息子たちの浮き輪やサンダルを買ったり、飲み物や軽食を用意したりと、準備している時間もウキウキしていました。入念に着替えやタオルなど必要な物を準備して、いざ出発! 

 プールまでは、夫の運転で行きました。駐車場からプールまで少し距離があり、プールに着く頃には、汗だくになるほどの猛暑日でした。プールに到着すると、当然のように双子の息子たちは私と一緒に着替えることに。夫も“当然のように”何の迷いもなく男子更衣室へと入っていきました。

女子更衣室は、まるで合戦場のよう!?

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 女子更衣室に一歩足を踏み入れると、異様な雰囲気を感じた私…。まず、荷物を入れるための「ロッカーの争奪戦」からスタート! そして、どのママたちも、子どもだけではなく、自分も着替えなくてはなりません。ママたちも必死なのです。

 ママが着替えている最中にどこかへ行こうとする子どもに、制止や指示のための“怒号”が響き渡り、女子更衣室はまるで「合戦場」のようでした。しかし、プールに入る前の“合戦”にはまだ心に余裕がありましたが、プールに入った後は、それを上回る過酷な戦いの場となったのです。

 それもそのはず。帰るためには濡れた水着との“戦い”が加わり、一人でうまく着替えられない息子たちの世話にも一苦労。プールで楽しんでいた時間が、もはや懐かしくも感じる戦いの場でした。

何も知らない夫にイライラ

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 自分と息子たちの着替えを済ませ、汗だくで疲れきって外へ出ると、さっさと着替えを終えたのであろう夫が、自分だけの小さな荷物を片手にベンチに座っていました。
 
 「遅くなっちゃってごめ~ん! 待たせちゃったよね」なんて言葉は、出てくるわけがありません。今まで女子更衣室で繰り広げられていたことを全く知る由もない、涼しげな夫に思わずイライラしてしまいました。

 さらに、駐車場へ戻る道のりも、夫が持つのは自分の小さな荷物のみ。息子たちにはそれぞれ小さなプールバックを持たせていましたが、疲労感と暑さでバッテバテ… 「ママとがいい」と手をつなぐのは、私。

 私の肩には、水を含んで重くなった“3人分の荷物”が入ったバックが食い込み、両手にはバテバテで足取りが重い息子たち。「これじゃ、パパ抜きの3人で来たのと変わらないじゃん」と心の中で、ひたすらリピートしていた私でした。

楽しい思い出にするために必要なこと

 男性の方が着替えはラクなはず。それなのに、子どもが小さければ小さいほど、着替えが大変なママの方が見なくてはならない… それは私だけではなく、まわりのママたちも同じなのだと、初めてプールへ行ってみて気づいたことでした。

 「言ってくれないと伝わらない」これが、夫の口癖です。ママがやることが“当然”のようにならないためにも、夫婦であらかじめ役割分担について話し合っておくことが大切だと感じました。子どものためにも家族での「楽しい思い出」として残したいですもんね。

 ちなみに… 息子たちが成長した今では “合戦場”で汗だくになっているママさんたちを横目で見ながら「今だけだから、頑張れ!」と、一人で着替えながら、こっそりとエールを送っている私です。

(ファンファン福岡公式ライター/いと)

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