【通報されました】兄弟ゲンカが激しすぎて… 児童相談所がやってきた夜の衝撃

息子たちが小学2年生と年中の頃は、兄弟喧嘩が多く、叫び声や泣き声が家中に響いていました。ご近所迷惑にならないよう気を付けていたものの、ある日の夜、まさかの児童相談所がわが家にやってきて…。

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頻発する兄弟喧嘩

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 息子たちが小学2年生と年中のころ。2人は兄弟喧嘩ばかりしていました。おもちゃの取り合い、ソファの座る場所争い、ゲームのルール決めなど、仲良く遊んでいるかと思いきや、少しでも気に食わないことがあるとすぐ喧嘩が始まってしまいます。

 自分の意見や気持ちをうまく言葉にすることができない息子たちは、叫び合い、部屋中をドタバタと追いかけまわし、たたき合い、最後は泣いてしまう。特に年齢の割に身体も大きく声も大きかった長男は「ワオーン!」と狼の遠吠えのように泣くので、本当に騒がしかったのです。

 優しく注意していた私も、ついには「お前ら~! だ~ま~れ~!」と般若顔で怒鳴る羽目に。そして息子たちはさらに泣きだし、汗と涙と鼻水でぐちゃぐちゃな顔の息子たち。 … と、ここまでが、わが家の喧嘩ルーティンでした。

 とにかく騒がしいので、ご近所迷惑にならないよう、喧嘩が始まりそうになると私はすぐに窓を閉めるようにしていました。ただ当時は、窓を閉めていても外に聞こえるくらい騒がしい日が続いていました。

夜に突然のインターホン、「児童相談所です」

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 ある日の夜、家で夕食を始めようとしている時、インターホンが鳴りました。
 「児童相談所です」と名乗る2人の方々が立っていました。

 「近所で何かあったのかな?」と特に構えず外に出ると、
 「男の子の泣き声が続いていると、近所から通報がありました。お子さんの様子を見させてください」とのこと。

 「え、うちのこと!? 泣き声が続いている!? 近所からの通報!?」と、思い当たる節もなかったので、その言葉にびっくり仰天。言われるがまま、息子たちを呼びに部屋に戻る間に、頭の中でここ数日のことを振り返ります。
 「あ、きっと兄弟喧嘩のことだな…」と予想しました。

 児童相談所の方々は息子たちの顔を見るなり、
 「大丈夫そうですね。一応、身体も確認させてください」と言い、その場で息子たちの身体にケガなどがないか確認しました。私は目の前で起きていることが信じられず、ぼう然としていました。

 「何ともなさそうですね」と言い、今度は
 「お母さん、何か困っていることはありませんか?」と尋ねられました。

 「この質問はどういう意味だろう。育児で困ることは山ほどあるけれど、今言うことなのかな? どちらかと言うと、この状況に困っていると言いたいけど、皮肉に聞こえるかな…」と、私は言葉に詰まってしまいました。結局出た言葉は
「いえ、特にありません」でした。

 児童相談所の方々が帰った後、息子たちは何事もなかったかのように夕食を楽しんでいましたが、私は完全に上の空。児童相談所のことは話には聞いていましたが、いざ自分が確認対象になったと思うと、とてもショックでした。

近所のママ友の言葉に救われた

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 私は翌日も昨夜のことが頭から離れず「私の育児は、誰かに疑われているんだ…」と落ち込んでいました。近所のママ友に
 「泣き声がするって通報されちゃってさ…」と相談しました。

 息子たちより数歳上の男児2人がいるそのママ友は
 「よく聞くよ! 特に男の子ママは経験している人多いと思うよ!」と教えてくれました。続けて
 「大丈夫! 何かあったら私が証言するよ!」と、力強く励ましてくれました。

 そのママ友とは、普段から子どもたちを一緒に遊ばせたり、他愛もない話をしたりしているので、兄弟喧嘩のことも知ってくれています。ママ友からの励ましを受け、
 「私の育児を認めてくれる人がいるから、大丈夫。通報した方も、きっと心配してくれていただけだ!」と沈んでいた気持ちが明るくなりました。私の育児を認めてくれる人が身近にいることが、どれだけありがたいことなのかと痛感しました。

(ファンファン福岡公式ライター/繊細なずんだもち)

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