別府温泉 杉乃井ホテル（大分県別府市）で5月29日、別府短編映画プロジェクトの特撮映画作品「ブゴン対ジュンダ対レイガ 別府最大の決戦」の爆破シーンの公開撮影が実施されました。その様子をお伝えし、映画について監督や出演者の声を紹介します。
田口清隆監督・脚本「ブゴン対ジュンダ対レイガ 別府最大の決戦」
別府短編映画プロジェクトは、コロナ禍で客足が遠のいた別府市を“映画の力”で盛り上げようと2021年2月に立ち上げられました。別府市を舞台に、国内の著名な映画監督がリレー方式で30分前後の短編映画を制作。売り上げの一部が別府市の共同温泉の改修支援などに充てられます。
今回の「ブゴン対ジュンダ対レイガ 別府最大の決戦」は第8弾作品。特撮映画やドラマで知られる田口清隆さんが、第2弾「大怪獣ブゴン」に続いて監督と脚本を務めています。
出演は前作から続投の俳優・青柳尊哉さんのほか、新たに全日本プロレスの人気レスラー安齊勇馬さん、斉藤ブラザーズ（斉藤ジュン、斉藤レイ）などが加わっていて話題を呼んでいます。
同プロジェクトに賛同する杉乃井ホテルは、一部協賛のほか閉館した客室棟「中館」を撮影場所として提供。宴会場での爆破シーンの撮影をメディアに公開しました。大迫力の爆破に、集まった人からは驚きの声が上がっていました。
「ブゴン対ジュンダ対レイガ 別府最大の決戦」
別府にやって来た全日本プロレスの選手たち。若手の安齊選手は、斉藤ブラザーズと別府の町に繰り出していく。別府タワーをふと見上げると、巨大な隕石が降ってきて斉藤ブラザーズに奇妙な物体が寄生する。翌日、会見を行った斉藤ブラザーズは突如凶暴化し、暴れ始め…。
●2026年春、別府ブルーバード劇場で公開。27年から全国のミニシアターで上映予定
「密度の濃い、一体感ある楽しい映像になった！」（田口監督）
田口監督は会見で「大分県のマスコミの皆さんも爆発に巻き込まれていただき、映像の密度も濃く、一体感のある楽しい映像になったと思います。これから特撮の撮影に入りますが、楽しい、かっこいい映画になることは間違いないと思います。皆さんお楽しみに！」と呼びかけ、（今後も）杉乃井ホテルとのコラボや全日本プロレスとの映画を超えたコラボにも期待を寄せていると話しました。
＜メインキャスト紹介＞
斉藤ジュン 「Super DOOM！！もう一回！ 俺たちのBIG FIGHTをみんな見てくれ DOOM！」
学生時代をアメリカで過ごし、大相撲・出羽海部屋に入門。8年間活躍して引退。プロレスに転向し、練習生期間を経て21年6月に後楽園ホールでデビュー。斉藤レイは双子の弟。東京スポーツ新聞社制定「2023年度プロレス大賞」新人賞、「東京スポーツ新聞社制定2024プロレス大賞 supported by にしたんクリニック」最優秀タッグ賞。
斉藤レイ 「とんでもねぇ爆破でDOOMされたぜ！！ 俺たちがリングの上以上に別府で大暴れするから、みんなぜひ見てくれ！」
学生時代をアメリカで過ごし、大相撲・出羽海部屋に入門。8年間活躍して引退。プロレスに転向し、練習生期間を経て21年6月に後楽園ホールでデビュー。斉藤ジュンは双子の兄。東京スポーツ新聞社制定「2023年度プロレス大賞」新人賞、「東京スポーツ新聞社制定2024プロレス大賞 supported by にしたんクリニック」最優秀タッグ賞。
安齊勇馬 「杉乃井での撮影は斉藤ブラザーズVS青柳兄弟の会見シーンだったので、暴れるシーンなどで特撮とプロレスの合体が感じられました。見どころは特撮×プロレスなので、爆破に負けないくらい派手なプロレスを見せたいです！」
中央大学レスリング部出身。スカウトで22年4月に全日本プロレスに入門。同年9月日本武道館で対永田裕志（新日本プロレス）戦でデビュー。全日本プロレス最高峰のシングル王座「三冠ヘビー級ベルト」を24歳10カ月で史上最年少戴冠。東京スポーツ新聞社制定「2022年度プロレス大賞」新人賞受賞、東京スポーツ新聞社制定「2024プロレス大賞 supported by にしたんクリニック」殊勲賞受賞。
青柳尊哉 「前回の杉乃井ホテルHANA館爆破から一層パワーアップした今回の爆破。何世代もの方に愛された中館を盛大に送り出せるような不思議な気持ちになりました。全日本プロレスの方々とブゴン、そして別府の皆さまとの映画作り。この素晴らしい時間が杉乃井ホテルの新たな1ページとなることを願っています！」
1985年生まれ。佐賀県佐賀市出身。映画、テレビドラマ、舞台など多数の作品に出演。2016～18年「ウルトラマンオーブ」「劇場版ウルトラマンジード」でオーブの宿敵ジャグラスジャグラー役を演じ、エキセントリックな演技で一躍知名度を上げる。20年放送の「ウルトラマンZ」では、対怪獣ロボット部隊ストレイジのヘビクラ隊長役でレギュラー再出演して話題に。
