『越境のアーティスト 富山妙子』出版記念 田川市美術館にて12月28日から全5回の連続出張講座を開催

炭鉱、戦争体験、光州事件等を主題に絵画や執筆活動を展開した富山妙子氏(1921-2021)。『越境のアーティスト 富山妙子』(皓星社)の出版を記念し、田川市美術館において、全5回の連続講座が開催されます。

本講座は東京大学東洋文化研究所教授 真鍋祐子氏の提案により、同研究室の協力によって実施されるもの。

各講座の前には、富山妙子氏制作のドキュメンタリー映画『自由光州 -1980年 5月-』『はじけ鳳仙花 -わが筑豊 わが朝鮮-』(計73分)を上映予定。第2回と第3回には講座の終了後、田川美術館で開催中の展覧会『コールマイン未来構想Ⅱうつし、うつり、たちあがるもの』のギャラリートークも実施予定です。

日程ご確認の上、ご参加ください。

目次

【田川市美術館】『越境のアーティスト 富山妙子』出版記念

<連続講座>

第1回|2025年12月28日(日)

『富山さんの「理不尽を見過ごしてはいけないわよね、表現者なら」との思いから始まった2本の映画について』
講師:小松原時夫氏(映画プロデューサー/『自由光州 -1980年 5月-』製作担当)
聞き手:田村元彦氏(西南学院大学法学部准教授(政治学)/KBCシネマの企画ディレクター)

第2回|2026年1月4日(日)

「東京から来た女性/画家──富山妙子と炭鉱」
講師:徐潤雅ソ ユナ氏(大阪経済法科大学特別専任准教授)
※講演後、ギャラリートークを予定しています。

第3回|2026年1月11日(日)

「筑豊から世界へ:富山妙子の画家人生について」
師:レベッカ・ジェニスン氏(京都精華大学人文学部名誉教授/専門はジェンダー論、現代美術・文学論)
※講演後、ギャラリートークを予定しています。

第4回|2026年1月18日(日)

「響き合い、すれ違うまなざし──富山妙子と上野英信・交流の軌跡」
講師:金子毅氏(聖学院大学教授/専門は文化人類学(経営人類学を含む)、民俗学)

第5回|2026年1月25日(日)

「〈光州〉から照射された〈筑豊〉の意味-“自分の存在を込めて語れるもの”として」
講師:真鍋祐子氏(東京大学東洋文化研究所教授/専門は朝鮮地域研究)

連続講座概要

日程:2025年12月28日(日)~2026年1月25日(日)
※毎週日曜日・全5回開催

時間:上映会|13:00~14:20、講演|14:30~15:30
※1月4日・1月11日は講演後にギャラリートークを予定

会場:田川市美術館 AVホール

参加費:無料(要観覧券 ※半券可)

定員:30名(先着順)

問い合わせ:TEL 0947-42-6161(田川市美術館)
詳細はこちら https://tagawa-art.jp/schedule/tomiyama-taeko_book-launch-seminar/

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